ヌーシャテル湖(読み)ヌーシャテルこ(英語表記)Lac de Neuchâtel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌーシャテル湖」の意味・わかりやすい解説

ヌーシャテル湖
ヌーシャテルこ
Lac de Neuchâtel

スイス西部にある湖。ドイツ語ではノイエンブルク湖 Neuenburgersee。ヌーシャテル州ベルン州フリブール州ボー州に接する。面積 218km2湖面標高 429m,最大水深 153m,長さ約 38km,幅 6~8km。ティエール川が南西端から流入北東端から運河で流出した水は,ビール湖を経てアーレ川に注ぎ,ライン川水源を形成する。北岸のラ・テーヌ地区には鉄器時代後期のラ・テーヌ文化遺跡が残される。2011年,アルプスがまたがる 6ヵ国にある湖畔杭上住居(→湖上住居)の遺跡が世界遺産の文化遺産に登録された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヌーシャテル湖」の意味・わかりやすい解説

ヌーシャテル湖
ぬーしゃてるこ
Lac de Neuchâtel

スイス西部にある湖。ジュラ山脈の麓(ふもと)を占め、北東―南西方向に細長い。湖面標高429メートル、面積218.3平方キロメートル、最大水深153メートル。ツィール水路により排水され、ビール湖を経て、アーレ川を通じてライン川に連絡する。2回にわたるジュラ河川改修により湖面が低下した結果湖岸先史時代の遺跡が多くみられる。

[前島郁雄]

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