ネゲブ砂漠(読み)ネゲブサバク

百科事典マイペディアの解説

ネゲブ砂漠【ネゲブさばく】

イスラエル南部にある砂漠。紀元前の交易都市が連なり,古代ナバタイ人がアラビア南部から地中海沿岸へ乳香や没薬を運んで通過した交易路が,ペトラガザエイラトなどとネゲブの都市を結んでいた。ハルザマムシト,アヴダド,シブダの都市遺跡と城塞や隊商宿,灌漑施設などが〈香料の道〉として2005年世界文化遺産に登録,過酷な砂漠で貿易や農業が行われていた貴重な遺跡である。
→関連項目イスラエル

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ネゲブ砂漠
ねげぶさばく
NegevNegeb

イスラエル南部にある砂漠。ベールシェバからエイラトまで、東はヨルダン地溝帯、西はシナイ半島に挟まれ、長三角形状をなす。面積約1万2000平方キロメートル。ベドウィン(遊牧民)の遊牧地であったが、イスラエル独立後は農業開拓が進められ、穀物、飼料作物、果実、野菜の産地となっている。鉱産資源としてはカリ塩、燐酸(りんさん)塩、天然ガス、陶土などを産する。ローマ時代やビザンティン時代の遺跡も多い。[末尾至行]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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