コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ネメシア Nemesia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ネメシア
Nemesia

ゴマノハグサ科ネメシア属の総称で,約 60種が南アフリカを中心に分布する。一般には,ネメシア・ストルモーサ N.strumosaとその園芸品種が最も多く栽培される。草丈 15~40cmになる一年草で,へら形または線形の葉が対生する。よく分枝し,茎頂にたくさんの花をつける。花は2~2.5cmで,青色,白色,黄色,橙色,赤色や複色など多彩。唇形で上唇が4裂する。鉢植えや花壇に使われる。水はけと日当りのよい環境を好む。秋に種子をまき,ハウス内で越冬させる。暑さに弱く,梅雨のころに枯死する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ネメシア【pouched Nemesia】

ネメシア属の植物は南アフリカ,一部は熱帯アフリカに50種もあるゴマノハグサ科の草本または半低木であるが,ネメシアの名で園芸植物として栽培されるのは,本種とその改良系統である。和名はウンランモドキ。草丈は約20cm。葉は披針形で対生し,葉縁には鈍い歯牙がある。茎は分枝多く直立し,3~5月には葉腋(ようえき)に美しい花を腋生する。花は上下唇弁に分かれ,上唇は小さく,4裂し,下唇は大きく1枚で,洋ランミルトニアの花型に似ている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ネメシア
ねめしあ
[学]Nemesia

ゴマノハグサ科アフリカウンラン属の総称。南アフリカ原産の一年草または多年草であるが、園芸種はいずれも秋播(ま)き一年草として扱う。なかでも多く栽培されるのはウンランモドキN. strumosa Benth.で、イギリスで改良されたサットニー系が多い。高さ20~40センチメートル。根出葉はへら形、茎葉は披針(ひしん)形。花は不整形の5弁花で径2~3センチメートル、ラン類のミルトニアの花容によく似る。花色は豊富で、紅、橙赤(とうせき)、黄、橙(だいだい)、白色のほか、他種との交配により育成された小輪の青色種、ブルー・ネメシアがある。
 非耐寒性のため温室鉢づくりにしたものをそのまま観賞するほか、春、花壇に植えだしてもよい。[柳 宗民]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

今日のキーワード

存亡の機

引き続き存在するかここで滅びてしまうかという非常に重大な時。存亡の秋(とき)。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android