ノイブランデンブルク(英語表記)Neubrandenburg

デジタル大辞泉 「ノイブランデンブルク」の意味・読み・例文・類語

ノイブランデンブルク(Neubrandenburg)

ドイツ北東部、メクレンブルク‐フォアポンメルン州の都市。トレンゼ湖から流れ出るトレンゼ川沿いに位置する。13世紀半ばにブランデンブルク辺境伯要塞建造。14世紀から15世紀にかけてメクレンブルク‐シュタルガルト公領の首都が置かれた。煉瓦れんが造りのゴシック様式の建造物は、多く第二次大戦で破壊され、戦後に修復された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノイブランデンブルク」の意味・わかりやすい解説

ノイブランデンブルク
のいぶらんでんぶるく
Neubrandenburg

ドイツ北東部、メクレンブルク・フォアポンメルン州の都市。1952~90年は同名県の県都であった。トレンゼ湖の北端、トレンゼ川の流出口付近に位置する。人口7万3300(2000)。住民のほとんどはプロテスタント。グライスワルト大学農学部がある。機械木材、ソーセージ缶詰の各工業が発達している。中世以来の城郭都市で、第二次世界大戦により中世の建築物は破壊されたが戦後復旧し、高さ7.5メートルの高い城壁で二重に防備された都市構造が残っている。

[佐々木博]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ノイブランデンブルク」の意味・わかりやすい解説

ノイブランデンブルク
Neubrandenburg

ドイツ北東部,メクレンブルクフォアポンメルン州の都市。 1248年ブランデンブルク辺境伯により要塞として建設。 92年メクレンブルク領となり,1352~1471年にはメクレンブルク=シュタルガルト公領の首都であった。中世の建築物は第2次世界大戦でほとんど破壊されたが,1952年以降急速に復興。現在は食品,建築資材,紙,農業機械化学製品皮革などの製造・加工業が盛ん。人口8万 9284 (1991推計) 。

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