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ハブ空港 ハブくうこう hub airport

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハブ空港
ハブくうこう
hub airport

車輪の中心のハブにスポークが集まっているように,さまざまな地域からの航空路が1ヵ所に集まり,人や物がそれぞれの目的地に向かって乗り換えや積み替えできるような拠点空港をいう。元来はフェデラル・エクスプレス航空の貨物の積み替えシステムから始まったものだが,旅客輸送にも応用されるようになった。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵2015の解説

ハブ空港

航空ネットワークの中核となる空港。放射線状に伸びる空港網を車輪のスポークと見なし、その中心にあるハブにたとえた名称。また、各航空会社が拠点としている空港を指すこともある。代表的な国際ハブ空港は、米国・ニューヨークジョン・F・ケネディ国際空港、英国・ロンドンヒースロー空港オランダアムステルダムスキポール空港アラブ首長国連邦ドバイ国際空港シンガポールチャンギ国際空港など。
1970年代、アメリカの大手航空会社が輸送効率を高めるため、国内の主要都市の空港に拠点を置き、乗り継ぎを前提として、地方都市に多くの路線を延ばしたハブ・アンド・スポーク・システムが始まりである。その代表が6本の滑走路を持つシカゴ・オヘア国際空港国内線の便数も多く、内際および内々乗り継ぎ者であふれる巨大ハブ空港として知られる。
アジアでは、98年に中国・香港国際空港、99年に中国・上海浦東国際空港、2001年に韓国・仁川国際空港と大規模空港の開港が相次いだ。いずれも国際ハブ空港と位置づけられ、国策によって建造された空港である。中でも香港国際空港と仁川国際空港は、アジアと欧米を結ぶ便が多く、利便性・安全性の両面に優れているため、毎年実施される国際空港評議会(ACI)の総合評価では常にトップを争っている。
世界的な航空自由化(オープンスカイ)の流れもあり、こうしたアジア圏ハブ空港の座をめぐる争いは激化しているが、日本の空港は大きく後れを取っている。自民党政権下の航空行政は、成田国際空港国際線羽田空港(東京国際空港)を国内線とする「内際分離」を原則にしてきた。成田国際空港はゲートウェイ空港(玄関口となる空港)としては機能しているが、発着料金の高さ、都心からのアクセスの悪さ、滑走路の少なさ(2本のみ)、発着時間の制限(夜間早朝の離発着は不可)という欠点があり、国際ハブ空港としての役割を期待することはできない。
そこで浮上しているのが、都心に近接する羽田空港のハブ空港化案である。2010年秋には、第4滑走路が開通する予定で、その発着枠を国際線に振り分け、羽田空港の国際空港化を推し進めるという構想。09年10月、民主党前原誠司国土交通大臣は、従来の「内際分離」の基本方針を見直し、羽田空港の国際線発着枠を拡大することを発表している。一方、成田国際空港や関西国際空港の地位低下は避けられず、各地元からは強い反発の声が上がっている。

(大迫秀樹  フリー編集者 / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ハブ空港

自転車の車輪の軸(ハブ)からタイヤに向かってスポークが延びるように、世界各地への航路と、周辺地域への路線の中継拠点となるような空港のこと。発着が盛んになるため着陸料の増収が期待できる。さらに、周辺での物流産業の活発化や国際会議などの招致にもつながり、地域や国の経済活動にプラスに働くとされる。

(2009-10-13 朝日新聞 夕刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

ハブ‐くうこう〔‐クウカウ〕【ハブ空港】

《hubは車輪の中心部の意》各地からの航空路が集中し、乗客や貨物を目的地に中継する機能をもった、その地域の拠点となる空港。

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百科事典マイペディアの解説

ハブ空港【ハブくうこう】

拠点となる空港。自転車の車輪軸受け(ハブhub)とスポークのように,放射状航空路線が展開されている空港のこと。空港どうしばらばらに結ぶ場合に比べ,限られた航空機を効率的に使うことができる。
→関連項目永宗島空港

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大辞林 第三版の解説

ハブくうこう【ハブ空港】

幹線航空路が集中するとともに,地域の航空路の中継点となる空港。 〔自転車の車輪のハブに模されることからいう〕

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハブ空港
はぶくうこう
hub airport

中核空港のこと。自転車の車輪の軸受け(ハブ)からスポークが伸びるように、放射状に航空路線をもつことからの呼称。すべての空港を直行便で結ぶより、乗り継ぎや積み替えの拠点となるハブ空港を設け、そこから周辺小空港を結んだほうが人や物を効率的に輸送できるとの発想から生まれた。世界の航空網は大型機をいったんハブ空港に着陸させ、中小型機に乗り換えて目的空港へ向かう形でつくられている。ニューヨークのジョン・エフ・ケネディ国際空港、ロンドンのヒースロー空港、シンガポールのチャンギ国際空港などがハブ空港として有名である。
 かつて日本の成田国際空港が東アジアのハブ空港を目ざしていた。しかし、その候補地選定の経緯をめぐって地元住民との間で衝突を生じ、それに学生運動が加わって激しい建設反対闘争が行われた。その結果、ハブ空港として十分な滑走路を保有することができず、空港着陸料が割高だったこともあり、東アジアのハブ空港の座を韓国のソウル仁川(じんせん/インチョン)国際空港に奪われている。[戸崎 肇]

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