ハルシャ=ヴァルダナ(英語表記)Harṣavardhana

旺文社世界史事典 三訂版 「ハルシャ=ヴァルダナ」の解説

ハルシャ=ヴァルダナ
Harṣavardhana

590ごろ〜647
シーラーディティヤ(戒日王)の称号をもつ,インドヴァルダナ朝の創立者(在位606〜647)
グプタ朝衰退後,混乱した北インドを統一。偉大な武将であるとともに,平和の愛好者,文芸の保護者であり,みずから劇作もした。シヴァ派のヒンドゥー教徒でありながら仏教も信奉し,王の治世に来印した唐の玄奘 (げんじよう) を厚遇した。後継者がなく,王朝は一代限りで崩壊した。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

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