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ハーケン 〈ドイツ〉Haken

デジタル大辞泉の解説

ハーケン(〈ドイツ〉Haken)

鉤(かぎ)状のもの。鉤形の道具。
登山用具の一。岩壁や氷壁を登攀する際、岩の割れ目や氷に打ち込む金属製のくさび。手がかりや足場とし、また頭部の穴にカラビナをかけ、ザイルを通して確保支点とする。ピトンアイスハーケン

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百科事典マイペディアの解説

ハーケン

登山用具。ドイツ語Mauerhakenの略。頭部に穴のある鋼鉄製の釘で,手がかりのない岩場などでリス(岩の割れ目)にハンマーで打ち込み,カラビナをかけてザイルなどを通したり,足場や手がかりともする。
→関連項目人工登攀

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世界大百科事典 第2版の解説

ハーケン【Haken[ドイツ]】

登山用具。ピトンpiton(フランス語)ともいう。岩壁氷壁の登攀の際,岩や氷に打ち込んで,確保の支点や手がかりなどに用いる鋼鉄製の釘。単にハーケンと呼んだときは,ロックハーケンのことで,氷雪用はアイスハーケンという。用途に応じて形状や長さはいろいろで,初期のものはただ鉄釘を曲げただけであったが,先端に穴のあいた板状の形が考案され,これをカラビナと併用する形となってから進歩した。岩登りは,ハーケン技術により飛躍的な進歩をとげたが,他方,ハーケンの破損や脱落による遭難も多く,その強度やハーケン技術の問題,さらにハーケンの乱用は山を傷つけるという考え方もあり,いろいろな問題が生じている。

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大辞林 第三版の解説

ハーケン【Haken】

登山で、岩場や氷壁を登るとき、岩や氷に打ち込んで確保の支点や手掛かりとする金属製の釘。頭部の穴にカラビナをかけ、これにザイルを通す。ピトン。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハーケン
はーけん

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世界大百科事典内のハーケンの言及

【ロッククライミング】より

…これによって,力は直接的に確保者に伝わることもなく,支点のつくる角度によって生じる摩擦やザイルそのものの弾力性が墜落時の衝撃力を弱めることになる。確保支点は,小さな岩の割れ目(クラック)にピトンpiton(頭部に輪をもった鉄釘,ハーケンともいう)を打ち込んでカラビナを掛けるのが一般的で,この2種の用具に打込み用のハンマーを加えて岩登り用の三つ道具と呼ぶ。戦後発明された埋込みボルトは,クラックのない垂直の岩壁や岩びさし(オーバーハング)にも確保支点をつくることができるため,2本のザイルでつり上げ確保されたトップが,あぶみを利用して困難なルートを次々に開拓することができたが,このように,用具を登攀の手段として積極的に使う方法を人工登攀(アーティフィシャルクライミングartificial climbing)という。…

※「ハーケン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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