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バイナー Viner, Jacob

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バイナー
Viner, Jacob

[生]1892.5.3. カナダ,モントリオール
[没]1970.9.12. アメリカ合衆国,ニュージャージー,プリンストン
カナダ生まれのアメリカ合衆国の経済学者。1914年マギル大学を卒業後,ハーバード大学大学院でフランク・ウィリアム・タウシッグ指導のもとに 1922年博士号を取得。1924年アメリカに帰化。1925~46年シカゴ大学教授,1946~60年プリンストン大学教授を歴任。その間ヨーロッパの諸大学の客員教授,アメリカ財務省や国務省などの政策立案役としても活躍。さらに "Journal of Political Economy"の編集に 18年間従事した。1931年の論文『費用曲線と供給曲線』には,現代のミクロ経済学で用いられる長期包絡費用曲線(→費用曲線)の考え方が提示されている。そのほかの貢献分野は国際経済学や貨幣問題が中心で,主著には『カナダの対外債務収支』Canada's Balance of International Indebtedness, 1900-1913(1924),『国際貿易の理論』Studies in the Theory of International Trade(1937),『国際貿易と経済発展』International Trade and Economic Development(1953)などがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バイナー
ばいなー
Jacob Viner
(1892―1970)

アメリカの経済学者。カナダに生まれる。マクギール大学卒業後、渡米してシカゴ大学に学び、F・W・タウシッグに師事した。1924年にアメリカに帰化。シカゴ大学教授、プリンストン大学教授を歴任。貿易理論の学説史的研究、国際資本移動論、関税理論、開発途上国の発展と貿易との関連などの諸分野で優れた業績を残した。また、アメリカ財務省、国務省、連邦準備制度で専門家として政策立案の面でも活躍した。主著には『国際貿易理論の研究』Studies in the Theory of International Trade(1937)、『国際貿易と経済発展』International Trade and Economic Development(1953)がある。[相原 光]
『相原光訳『国際貿易と経済発展』(1959・巌松堂書店)』

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