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バエズ バエズBaez, Joan

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バエズ
バエズ
Baez, Joan

[生]1941.1.9. ニューヨーク
アメリカの女性フォーク歌手。 1959年のニューポート・フォーク・フェスティバルに飛入りの出演をして注目され,フォーク界の代表的な歌手となった。古いバラードのほか反戦思想を盛込んだ曲などを取上げ,1960年代から 70年代にかけて人気を得た。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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百科事典マイペディアの解説

バエズ

米国のフォーク・ソング歌手。ニューヨークの生れ。ボストン大学在学中,フォーク・ソングにひかれて歌い始め,〈フォークの女王〉と呼ばれるに至った。
→関連項目プレーン・プア・チーウィット

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バエズ
ばえず
Joan Baez
(1941― )

アメリカの女性シンガー。ニューヨークのスターテン島生まれ。1960年代初頭のフォーク・ソング・ブームを代表する。シンガーとしてのキャリアボストンスタートさせ、1959年のニューポート・フォーク・フェスティバルでデビュー。翌60年にはバンガード・レコードより『ジョーン・バエズ・ファースト』を発表。ビートルズをはじめとするブリティッシュ・インベージョン(イギリスロックン・ロール・バンドのアメリカへの進出)で新しいロックン・ロール人気に火がつく64年までは、ボブ・ディランとともにアメリカのフォーク・ムーブメントの先頭に立つ。デビュー・アルバム、『ジョーン・バエズvol. 2』(1961)、『イン・コンサート』(1962)の3枚のアルバムはゴールド・ディスクに輝き、2年以上もベストセラーチャートに顔を出していた。ディランはレコード・セールスはそれほどでなく、バエズのほうが一般層にアピールした。また、バエズがディランの曲を積極的に取り上げたことが、ディランの才能を世に広く知らしめたことは否定できない。
 その後政治的な姿勢を強く打ち出し、『イン・コンサート・パート2』(1963)、『ジョーン・バエズ5』(1964)などを発表。アメリカの代表的なプロテスト・フォーク・シンガー、フィル・オクスPhil Ochs(1940―76)が歌ったバエズの「フォーチュン」はイギリスではヒット・チャート・トップ10入りした。
 しかしビートルズの登場、ディランのエレクトリック・ギターを使ったフォーク・ロックへの移行といった時代の流れのなかで、バエズはよりポピュラーな方向へと転換を図り、『フェアウェル・アンジェリーナ』(1965)、『クリスマス・アルバム』(1966)、『ジョーン』(1967)には、ピーター・シッケルPeter Schichel(1935― )指揮のオーケストラ伴奏がつけられていた。60年代後半にはより実験的な姿勢を示し、『バプティズム』Baptism(1968)は詩の朗読がフィーチャーされた大作であった。また同年、反戦運動のリーダー、デビッド・ハリスDavid Harrisと結婚、カントリー・アンド・ウェスタンの大ファンだったハリスの影響もあり、ディランの曲をカントリー風にアレンジした2枚組の大作『ボブ・ディランを歌う』(1968)を発表、ゴールド・ディスクに輝いた。
 以降、バエズはカントリー色の強いアルバムをリリースし、『デビッズ・アルバム』(1969)、『ワン・デイ・アット・ア・タイム』(1970)、そして再びゴールド・ディスクに輝くベスト・セラーの『ブレスト・アー』Blessed Are(1971)を発表する。このアルバムに収録された、ザ・バンドの「オールド・ディキシー・ダウン」のカバー曲がヒット・チャートのトップ10に入った。70年代はA&Mに移籍、サウンドはポップになったが政治的な姿勢は堅持し続け、ディランの『ローリング・サンダー・レヴュー』(1976)やディランの初の映画監督作品『レナルド・アンド・クララ』(1978)にも出演。80年代はレコード契約がなく、不遇の時代を過ごしたが、86年のチャリティー・コンサート、ファーム・エイド出演を機に、アムネスティ・インターナショナルの世界ツアーに同行するなど、その後は再び精力的に活動を続ける。[中山義雄]
「『ジョーン・バエズ5』『クリスマス・アルバム』CD(以上1992・キングレコード) ▽『イン・コンサート』『ボブ・ディランを歌う』CD(以上1994・キングレコード) ▽『ジョーン・バエズ・ファースト』『フェアウェル・アンジェリーナ』CD(以上1998・キングレコード) ▽Blessed Are(1994, Vanguard Records) ▽Baptism(2003, Vanguard Records) ▽ボブ・ディラン『ローリング・サンダー・レヴュー』CD(2002・ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル)」

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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