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バスラ バスラ Basra

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バスラ
バスラ
Basra

アラビア語では Al-Basrah。イラク南東部,同名県の県都で,同国南部では最大の都市。ペルシア湾河口から約 110km,内陸のシャットルアラブ川右岸に位置する。市街は,古い都市核であるバスラ地区,近代的な商業地帯であるアスハール地区,港湾施設であるマキール地区,その他から成る集合体である。

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デジタル大辞泉の解説

バスラ(Basra)

イラク南東部、ペルシア湾に注ぐシャトルアラブ川右岸にある河港都市。原油やナツメヤシなどの積み出し港として発展。638年に軍事都市として建設され、イスラム世界の文化・経済の中心地の一つとして栄えた。アル‐バスラ。

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百科事典マイペディアの解説

バスラ

イラク南東部の都市。シャット・アルアラブ川右岸にある河港都市。イラクのデーツの集散地で,多数の運河の周辺でデーツ園が経営されている。国際空港もある。第2次大戦後油田が開発されて,精油のほか重化学工業も発展。

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世界大百科事典 第2版の解説

バスラ【al‐Baṣra】

シャット・アルアラブ川の西岸に位置するイラク第2の人口をもつ都市。人口40万6000(1987。古くからの商業都市で,ペルシア湾とバグダードを結ぶ南北交通,ペルシアとメッカを結ぶ東西交通のかなめをなす。古くは没羅国として中国にも知られた。 バスラとは〈黒い小石〉を意味する。イスラム最初の軍営都市(ミスル)で,638年,ウマル1世の命によりウトバが,現在のバスラ市中心部の南西郊外(現,ズバイルのあたり)に建設した(建設年には異説もある)。

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大辞林 第三版の解説

バスラ【Basra】

イラク、チグリス・ユーフラテス両河の合流点から下流のシャトルアラブ川の西岸にある河港都市。石油・ナツメヤシなどの積み出し港。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バスラ
ばすら
Basra

イラク南東部、バスラ州の州都。同国最大の貿易港湾都市。バスラとは「黒い小石」を意味し、正式にはアル・バスラAl-Basrahという。ペルシア(アラビア)湾口から内陸へ約120キロメートルシャッタル・アラブ川右岸に位置する。人口40万6296(1987センサス)、137万7000(2003推計)。海岸砂漠気候で夏は高温多湿、年降水量は155ミリメートルで冬に集中する。都市は3地区からなり、古い都市核のバスラ、商業、行政機関の集まるアシャールAshr、それに新しく港湾がつくられたマキールMa‘qilには、バグダードのほかイラン、クウェート方面に通じる鉄道駅や国際線の発着する空港もある。メソポタミア平原南部の肥沃(ひよく)なデルタ地帯で生産されるナツメヤシ、米、トウモロコシ、キビ類、小麦、大麦などが集散されるほか、世界最大の生産量を誇るナツメヤシをはじめ果実、野菜、原綿、原毛、皮革などが輸出される。近郊のズバイル油田などからの原油の積出し港でもあり、近年は工業都市としての性格を強めている。[原 隆一]

歴史

638年、第2代カリフであるウマルが、イラン攻撃の基地(イスラム最初の軍営都市)として建設した。以後ペルシア湾最大の国際貿易港として繁栄したが、9世紀初頭のアッバース朝の衰退とともに衰えた。15世紀喜望峰の発見、19世紀スエズ運河の開通によって国際貿易都市としての地位は低下し、以後は原油積出し港として栄えたが、1980年のイラン・イラク戦争、91年の湾岸戦争で壊滅的な打撃を受けた。また、2003年のイラク戦争でも戦場となった。[原 隆一]

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世界大百科事典内のバスラの言及

【都市】より

…もちろん都市の周辺には,都市民に小麦や大麦などの食糧を供給するむらが散在し,またときに定着民と敵対しつつ,平時には武力や乳製品を提供する遊牧民の存在も無視することはできない。バスラやアレッポのような都市の名称が,同時にその周辺のむらや牧草地を含む地方名としても用いられる慣行は,都市とむらと遊牧社会の有機的な結合関係を端的に示すものといえよう。しかし権力者や富裕者はきまって都市に居住し,彼らは商業活動や土地経営による富を都市に集中したから,豊かな消費生活や創造的な文化活動が都市以外のところにおこる可能性はほとんど残されていなかったのである。…

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