チグリス川(読み)チグリスガワ

デジタル大辞泉 「チグリス川」の意味・読み・例文・類語

チグリス‐がわ〔‐がは〕【チグリス川】

Tigris西アジアメソポタミア地方を流れる大河アルメニア高原に源を発し、イラク貫流下流ユーフラテス川と合流してペルシア湾に注ぐ。流域は古代文明発祥の地。全長約1900キロ。ティグリス川

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「チグリス川」の意味・読み・例文・類語

チグリス‐がわ‥がは【チグリス川】

  1. ( チグリスはTigris ) 西アジアメソポタミア地方を流れる大河。アルメニア高原に源を発し、トルコを経てイラクにはいり、バスラ北方でユーフラテス川と合流してシャッテルアラブ川となり、ペルシア湾に注ぐ。流域のメソポタミア地方は、古代文明発祥の地。現在はナツメヤシ、米、小麦大麦などの灌漑農業が行なわれる。全長一九〇〇キロメートル。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チグリス川」の意味・わかりやすい解説

チグリス川
チグリスがわ
Tigris

メソポタミアを流れる西アジアの代表的な大河。全長約 1900km。トルコの南東部山岳地帯に源を発し,イラクに入ってモースルバグダードを通り,南東流し,バスラの上流のクルナ付近でユーフラテス川と合流してシャットルアラブ川となって,ペルシア湾に注ぐ。古代から洪水が多く起っているが,サーマッラーに堰と放水路が設けられ,特に雪どけ期に増量した水をサルサール湖へ誘導する。流れはゆるやかで,アマーラ-クルナ間では無数の農業用灌漑水路に水を供給している。流域が古代オリエント文化発祥の地であるため,遺跡が多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む