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バディム

百科事典マイペディアの解説

バディム

フランスの映画監督。パリ生れ。当時の妻B.バルドーを主演にした《素直な悪女》(1956年)で監督デビュー。その後,ラクロの小説を映画化した《危険な関係》(1959年),シュニッツラー原作の《輪舞》(1964年),J.フォンダ主演のSF映画《バーバレラ》(1967年)など,エロティシズムを適度に取り入れたヒット作を手がける。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バディム
ばでぃむ
Roger Vadim
(1928―2000)

フランスの映画監督。1950年代から1970年代にかけて活躍した。パリ生まれ。俳優、助監督、ジャーナリストを経て、1956年に妻のブリジッド・バルドーを主演にした『素直な悪魔』で監督デビュー。とくにアメリカで大好評を得、バルドーはセクシー女優として世界的に名を馳(は)せた。当時この作品はヌーベル・バーグの先駆けといわれたが、バディムはむしろ女優を中心にしたヒットメーカーとして作品を撮り続けた。1957年、バルドーと離婚すると翌年、デンマーク女優と結婚して、アネット・バディムAnnette Vadim(1936― )と名のらせて『血とバラ』(1960)を撮り、1962年にはカトリーヌ・ドヌーブと交際して『悪徳の栄え』を撮った。さらに1965年にはアメリカ人女優ジェーン・フォンダと結婚して、『獲物の分け前』(1966)や『バーバレラ』(1967)を監督。その後も『課外授業』(1971)、『華麗な関係』(1976)などのヒット作を残した。派手な女性遍歴は自伝『我が妻バルドー、ドヌーヴ、J・フォンダ』(中央公論社)に詳しい。[古賀 太]

資料 監督作品一覧(日本公開作)

素直な悪女 Et Dieu... cra la femme(1956)
大運河 Sait-on Jamais(1957)
月夜の宝石 Les bijoutiers du clair de lune(1958)
危険な関係 Les liaisons dangereuses(1959)
血とバラ Et mourir de plaisir(1960)
何がなんでも首ったけ La bride sur le cou(1961)
戦士の休息 Le repos du guerrier(1962)
新・七つの大罪 Les sept pchs capitaux(1962)
悪徳の栄え Le vice et la vertu(1962)
スエーデンの城 Chteau en Sude(1963)
輪舞 La ronde(1964)
獲物の分け前 La cure(1966)
世にも怪奇な物語 Histoires extraordinaires(1967)
バーバレラ Barbarella(1967)
課外教授 Pretty Maids all in a Row(1971)
花のようなエレ Helle(1972)
華麗な関係 Une femme fidle(1976)
ナイト・ゲーム Night Games(1980)
さよなら夏のリセ Surprise Party(1983)

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

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