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バーセルミ バーセルミ Barthelme, Donald

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

バーセルミ
バーセルミ
Barthelme, Donald

[生]1931. ペンシルバニア,フィラデルフィア
[没]1989.7.23. テキサスヒューストン
アメリカの小説家。複雑な現代社会の全貌をリアリズムで描くことは不可能と考え,断片を連ねたコラージュの方法を多用し,ときにはイラスト言葉遊びを用いた特異な作品を発表する。短編に『帰れ,カリガリ博士』 Come Back,Dr.Caligari (1964) ,『都会生活』 City Life (70) ,『悲しみ』 Sadness (72,全米図書賞) ,『罪深き愉しみ』 Guilty Pleasures (74) ,『アマチュアたち』 Amateurs (76) など。

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百科事典マイペディアの解説

バーセルミ

米国の小説家。雑誌《ニューヨーカー》を中心に活動。短編が多い。ポストモダン小説の代表ともいわれ,作風は実験的・遊戯的・断片的・パロディ的である。即興性や虚構性を強調したメタフィクション作家としても名高い。
→関連項目アービング

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世界大百科事典 第2版の解説

バーセルミ【Donald Barthelme】

1931‐89
アメリカの小説家。テキサス州のヒューストン大学を卒業。美術館に勤めたのち1962年以来ニューヨークに住んで,おもに《ニューヨーカー》誌に寄稿する短編作家として活躍。部屋の壁に記念品を雑然とピンでとめるように,現代生活の断片を慣習的な配列法や分類法に従わずに作品に詰め込むコラージュ的手法をとる。長編も2編試みているが,《帰れ,カリガリ博士》(1964)から《都会生活》(1970)に至る短編集が最も注目すべき成果であろう。

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大辞林 第三版の解説

バーセルミ【Donald Barthelme】

1931~1989) アメリカの小説家。コラージュ、断片を多用した超現実的な短編小説で知られる。代表作「帰れ、カリガリ博士」

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

バーセルミ
ばーせるみ
Donald Barthelme
(1931―1989)

アメリカの短編作家、小説家。著名な建築家を父とし、ヒューストン大学在学中から、映画・音楽批評、文芸誌編集長と幅広く活動したが、現代美術館のディレクターを経てニューヨークに渡ってからは作家として自立。『ニューヨーカー』誌を中心に、哲学的であると同時にポップでおかしい短編を次々と発表し、知的で感覚的な若い層の熱い支持を受けた。現代に乱れ飛ぶことばの断片をコラージュ風に貼(は)り合わせてみせる彼のアートは、しばしばシュールな情景を扱いながら、現代の都市生活の日常を奇妙なリアリティーを込めてすくいあげる。アカデミックな世界での評価は非常に高く、バースらとともにニュー・フィクションの旗手と目された。短編集に『帰れ、カリガリ博士』(1964)、『口に出せない習慣、奇妙な行為』(1968)、『都市生活』(1970)、『悲しみ』(1972)など、中・長編に『雪白姫(ゆきしろひめ)』(1967)と『死父』(1975)および遺作となった『王』(1990)がある。[佐藤良明]
『志村正雄訳『帰れ、カリガリ博士』(1980・国書刊行会) ▽柳瀬尚紀訳『王』(1995・白水社)』

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