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パピルス文書 パピルスもんじょ

世界大百科事典 第2版の解説

パピルスもんじょ【パピルス文書】

パピルス草から作られたパピルス紙(単にパピルスともいう)に記された文書。パピルス紙は羊皮紙,粘土板とともに古代における重要な筆記素材であった。エジプトの特産物で,本国で使用されたほか,西アジアおよび地中海沿岸各地に輸出され,かなり高価なものであったらしい。パピルス文書は風土の関係から,1752年のヘルクラネウムにおける発見などを例外とすれば,出土地もほとんどエジプトに限られている。18世紀末ころから,エジプトの農民が偶然入手したものをヨーロッパの商人が購入して本国に持ち帰るという経路で世に知られるようになり,19世紀末ころから,欧米の学者たちによる科学的な発掘が始まった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

パピルス文書
パピルスもんじょ

パピルス」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内のパピルス文書の言及

【医学】より

…しかし,それが医学の発達による分化であるのか,あるいは医学に統一される過程での,個別的な技能者の存在を意味するのか,意見の分かれるところである。古代エジプトの医学を直接示す資料としては,いくつかの医学に関するパピルス文書が残されており,いずれも完全に解読されている。最も古いのはカフーン・パピルス(前20世紀ころ)で,産婦人科と獣医学に関するもの,エドウィン・スミスのパピルス(前14世紀ころ)は外科,エーベルス(前17世紀),ハースト(前16世紀),大ベルリン(前14世紀)と名づけられたパピルスは処方集,ロンドンという名を冠するパピルス(前14世紀)は呪法を内容とする。…

※「パピルス文書」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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