パルス列を搬送波として用いる通信方式。パルスによって信号を伝達するためには、パルスのパラメーター(パルスの振幅、幅、繰り返し周波数など)を入力信号に従って変化させることにより行う方法と、入力信号をアナログ・デジタル変換してデジタルの符号をパルスの有無に対応させる方法がある。前者はアナログ通信であり、後者はデジタル通信である。
前者のアナログ通信では入力信号である連続的信号(アナログ入力信号)から一定周期で瞬時の振幅値を取り出し(標本化)、得られたとびとびの振幅値(標本値)によってパルスのパラメーターを変調して伝送する方法がとられており、これをパルス変調といっている。パルスの振幅を変調する方式をPAM(パルス振幅変調pulse amplitude modulation)、幅を変調する方式をPWM(パルス幅変調pulse width modulation)、繰り返し周波数を変調する方式をPFM(パルス周波数変調pulse freguency modulation)という。後者のデジタル通信では、標本化した入力信号を符号化してパルスの有無として変調することからPCM(パルス符号変調pulse code modulation)という。
[三木哲也]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新