ビオメハニカ(英語表記)Biomekhanika

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ビオメハニカ」の解説

ビオメハニカ
Biomekhanika

生物力学的演劇法,人体力学的演劇法ともいう。ソ連の演出家 V.E.メイエルホリドが 1920年代に創案した演技体系。メイエルホリド自身も創立に参加したモスクワ芸術座の演劇が,心理描写や言葉に重点を置く写実主義に偏していたのを批判し,俳優の肉体の律動性を強調するダイナミックな動きで強烈な舞台表現を目指した。しかし,そのスタイルがあまりにも漸新であったため,当時の前衛的活動家の多くがそうであったように,彼もまた 38年頃粛清された。

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精選版 日本国語大辞典「ビオメハニカ」の解説

ビオメハニカ

〘名〙 (biomjehanika) 一九二〇年代初期、ソ連の演出家メイエルホリドが、心理的な演出法のスタニスラフスキーシステムに反対して提唱した俳優術理論。俳優の体力を最大限に駆使して舞台上に強烈な表現を作ろうとするもの。俳優の激しい肉体的訓練を必要とする。生体動力化論。

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デジタル大辞泉「ビオメハニカ」の解説

ビオメハニカ(〈ロシア〉biomekhanika)

ソ連の演出家メイエルホリドが提唱した俳優術理論。肉体的訓練を基礎とした舞台表現を目ざしたもの。

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世界大百科事典 第2版「ビオメハニカ」の解説

ビオメハニカ【biomekhanika】

ソ連邦メイエルホリドが提唱し,弟子たちにやらせた俳優の訓練法。初期のスタニスラフスキー・システムが俳優演技の基礎を内面体験におき,ひたすら〈そのつもりになる〉ことを主張したのに反発して,1917年の十月革命後提唱された。〈演劇の十月〉というアジ・プロ演劇確立の主張とほとんど時期を同じくしており,端的にいえばアメリカの技師F.W.テーラーが労働者管理の目的で唱えた肉体の効率よい使い方,すなわち〈科学的管理法〉をそのよりどころの一つとしている。

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