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ビルマ文学 ビルマぶんがくMyanma sarpay

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ビルマ文学
ビルマぶんがく
Myanma sarpay

ビルマ (現ミャンマー) 最古の文献であるパガン時代の碑文 (11~12世紀以降) にも,断片的な韻文の挿入が認められるが,独立した文学作品として伝えられているのは,14世紀以降のものに限られる。 15世紀以後,リンガー,ヤドゥ,エージン,モーグン,ピョ,ミッターザー,歌謡など,形式をそれぞれ異にした韻文が多く書かれた。インワ時代のシン・マハー・ティーラウンタとシン・マハーラタターラは,この時代の二大詩人として有名である。散文は 16世紀初頭から仏典に依拠した物語,軍記物,年代記などが徐々に現れ,18世紀なかば,コンバウン時代になると,戯曲,小説などが多く書かれるようになった。コンバウン時代には,とりわけ戯曲が隆盛をきわめ,ウー・チンウサレー・ウー・ポンニャの二大戯曲作家が出た。小説では初めての創作文学『ヤダナー・チェーモン』が書かれ,またウー・オーバータが平易なビルマ語で書いたジャータカは文学を大衆的なものにした。イギリス領時代に入ると,西洋文学の強い影響を受けた翻案小説『マウン・インマウン-マ・メーマ』などが生れ,西洋への憧れを示した。一方,ウー・ラッのように,西洋的なものとの対比においてビルマの伝統的なものを再評価しようとする作家も現れた。 1930年代になると,「キッサン・サーペー」と呼ばれる新しい文学の潮流が興り,韻文,散文の分野で,直截簡明な文体を旨とする創作活動が実践され,また民族主義的色彩の濃い文学が数多く生れた。 48年の独立後,文学活動はさらに活発になり,民族の独立心を高揚する作品が書かれる一方,繊細な観察によってビルマの社会を描き出そうとする作品も多く現れた。また,小説や詩など外国文学の原典からの忠実な翻訳も数多くなった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ビルマ文学
びるまぶんがく

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