ビロクシー(読み)びろくしー(英語表記)Biloxi

デジタル大辞泉 「ビロクシー」の意味・読み・例文・類語

ビロクシー(Biloxi)

米国ミシシッピ州、メキシコ湾に面する都市。海岸線に立ち並ぶカジノで知られる保養観光地。2005年に発生した大型のハリケーンカトリーナによって壊滅的な被害を受けた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビロクシー」の意味・わかりやすい解説

ビロクシー
びろくしー
Biloxi

アメリカ合衆国、ミシシッピ州南東部の保養・観光都市。人口5万0644(2000)。メキシコ湾の支湾ビロクシー湾に突き出た半島に位置し、保養地であるとともに漁業エビカキの加工、造船業が盛んである。1699年対岸に入植が始まり、1719年に現在の地に町が建設された。1870年にモービールおよびニュー・オーリンズへの鉄道の開通により、海産物が輸送されるようになって町が発展した。カジノの町として有名であるが、2005年8月末に直撃した大型ハリケーン「カトリーナ」により海岸付近のホテルや水上カジノが壊滅状態になるなど、甚大な被害を受けた。

[菅野峰明]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビロクシー」の意味・わかりやすい解説

ビロクシー
Biloxi

アメリカ合衆国,ミシシッピ州南東部にある都市。モビールニューオーリンズとの中間に位置する。フランス植民地の首都になったこともある。現在は保養地であり漁港水産が主産業で,エビ,カニを漁獲し,カキの養殖を行う。漁獲物の包装出荷に従う漁業関係者が多い。キースラー空軍基地,退役軍人協会のセンターがある。人口4万 6319 (1990) 。

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