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ファゲ ファゲFaguet, Émile

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ファゲ
Faguet, Émile

[生]1847.12.17. バンデー,ロッシュシュルイヨン
[没]1916.6.7. パリ
フランスの批評家。エコール・ノルマル・シュペリュール (高等師範学校) 卒業。 1890年パリ大学教授。その講義は『ルネサンスからロマン主義までのフランス詩史』 Histoire de la poésie française de la renaissance au romantisme (11巻,1927~36) にまとめられている。かたわら多くの新聞雑誌に寄稿,『ジュールナル・デ・デバ』の劇評を担当。アカデミー・フランセーズ会員 (1900) 。主著『19世紀の政論家とモラリスト』 Politiques et moralistes du XIXe siècle (3巻,1891~1900) ,『文学論』 Propos littéraires (02~09) ,『フェミニスム』 Le Feminisme (10) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ファゲ【Émile Faguet】

1847‐1916
フランスの批評家。パリ大学の教授を務める一方,各種の新聞に文芸批評や劇評を書いた。それらを収めた《文学語録》5巻(1902‐10),《演劇語録》5巻(1903‐10)のほか,数多い著作の中でも,世紀ごとにまとめられた16世紀から19世紀に至る《文学研究》4巻(1885‐94)や,《19世紀の政治思想家とモラリスト》3巻(1891‐1900)などが代表的である。彼の特色は,理論的体系を排し,自由で明晰な精神による深い洞察によって,作品から一つの精神の〈顕著な特徴〉を浮かび上がらせる点にあったが,個人の芸術的資質よりもその思想に引かれた彼の批評からは,芸術の教化的価値を強調するモラリストの風貌がうかがわれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ファゲ
ふぁげ
mile Faguet
(1847―1916)

フランスの批評家。ジャーナリストとソルボンヌ大学教授を兼ねており、モラリスト的見地から多数の文学的・政治的著作を残した。代表作には、16世紀から19世紀に至る文学的肖像のギャラリーともいうべき、各世紀別の『文学研究』四巻(1885~90)、ついでそれを拡大・再構成した『フランス文学史』二巻(1900)があげられる。とりわけ17世紀の部分は、斬新(ざんしん)かつ大胆な見方の設定と、有機的配列・構成の巧みさのおかげで、いまなお通読に堪えうる。また彼のモラリスト的本領を発揮した『十戒』Les Dix Commandements(1909~11)は、いかめしい題名とは対照的に、軽妙な人生論風エッセイの集成で10冊からなる。[松崎芳隆]

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