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フィデリオ フィデリオ Fidelio

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フィデリオ
フィデリオ
Fidelio

楽曲の名称。ベートーベン作曲の唯一のオペラ。2幕。 1805年ウィーン初演。台本は J.ゾンライトナー (改訂版は G.トライチュケ) 。フランス革命期の「救出オペラ」の流れをくむ作品で,スペイン刑務所を舞台に正義と愛の勝利を描く。

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デジタル大辞泉の解説

フィデリオ(〈ドイツ〉Fidelio)

ベートーベン作曲の唯一のオペラ。全2幕。1805年ウィーンで初演。二度の大幅な改訂ののち、1814年に決定版が完成。

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デジタル大辞泉プラスの解説

フィデリオ

ドイツの作曲家L・v・ベートーヴェンドイツ語による全2幕のオペラ(1805)。原題《Fidelio》。政治犯として投獄された夫フロレスタンを妻レオノーレフィデリオという男性に変装して夫を救出するという物語。

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世界大百科事典 第2版の解説

フィデリオ【Fidelio】

ベートーベンが完成させた唯一のオペラ。作品72。《フィデリオ,または夫婦の愛Fidelio,oder Die eheliche Liebe》が正称。舞台は18世紀半ばの市民革命期のスペインで,圧政に苦しむ民衆の中から立ち上がったフロレスタンは官憲の手により不法に捕らえられ投獄される。男装し,フィデリオと名のったフロレスタンの妻レオノーレが夫を救出するという愛による救済と革命期の理想主義を描く。フランスの台本作家J.N.ブイイの原作(フランス語)《レオノーレ,または夫婦の愛Léonore,ou L’amour conjugal》に基づく。

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大辞林 第三版の解説

フィデリオ【Fidelio】

ベートーベンの唯一のオペラ。二幕。1805年初演時の題名は「レオノーレ」。新台本による第三稿で「フィデリオ」と改題、大成功を収める。一八世紀半ばの市民革命期のスペインに取材したもの。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フィデリオ
ふぃでりお
Fidelio

ベートーベン作曲のオペラ。フランス人ブイイの原作をゾンライトナーがドイツ語訳した台本によるもので、スペインのセビーリャ近くにある刑務所を舞台に、権力の不当な弾圧への抵抗と夫婦愛の美しさを描く。刑務所長ドン・ピツァロの手で地下牢(ろう)に閉じ込められているフロレスタンの妻レオノーレは、男装して牢番の部下となりフィデリオと名のる。夫が殺されることを知った彼女は身を挺(てい)して彼を救出し、悪事が露見したピツァロは罰せられ、一同喜びのうちに幕となる。この作品は1805年にいちおう完成し、同年ナポレオン占領下のウィーンで初演されたが、その後二度にわたる大幅な改訂が行われ、決定版の第三版が完成したのは1814年であった。推敲(すいこう)を重ねた作品にふさわしく、オペラ史の一ページを飾る名作として高く評価されている。英雄的行為と深い人類愛を理想としたベートーベンの精神が、もっとも明瞭(めいりょう)に示された作品といえよう。日本初演は1943年(昭和18)藤原歌劇団による。
 なお第一版の序曲は「レオノーレ序曲第二番」、第二版の序曲は「同第三番」とよばれ、第三版のための序曲とは別に作曲されたと思われる「序曲ハ長調」があり、これは「レオノーレ序曲第一番」とよばれている。[三宅幸夫]

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世界大百科事典内のフィデリオの言及

【ベートーベン】より

… 19世紀初頭のウィーンはフランス軍の侵攻に再三脅かされるようになり(1805年11月15日ベルベデーレ宮をナポレオンが占領),音楽界の大きな支持層であった貴族階級の人々の疎開や没落が目だつようになっていた。ベートーベン唯一のオペラ《フィデリオ》作品72第1稿(1805)初演(1805年11月20日)の失敗もその時期が有力貴族不在のフランス軍占領下という最悪条件にあったことも考慮しなければならないだろう。しかし,不安定な社会情勢下にあっても1806‐08年は〈傑作の森〉と呼ばれる創作の絶頂期にあたり,《交響曲第4番》作品60(1806),《第5番・運命》,《第6番・パストラーレ》(《田園交響曲》)作品68(1808),《ピアノ協奏曲第4番》作品58(1806),《バイオリン協奏曲》作品61(1806),《コリオラン序曲》作品62(1807)などの大管弦楽曲が次々に生み出されている。…

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