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フィトケミカル フィトケミカルphyto chemical

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デジタル大辞泉の解説

フィト‐ケミカル(phyto chemical)

ファイトケミカル

出典|小学館
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フィトケミカル
ふぃとけみかる
phytochemicals

野菜や果物に含まれる化学成分の総称で、植物自身が紫外線や害虫から自分を守るためにつくりだしている色素、香り、苦味、あくなどの成分のこと。フィトはギリシア語で植物の意味であり、ファイトともいう。フィトケミカルの第一の特徴は、ヒトの体内で発生して生活習慣病や癌(がん)、老化などの原因になる活性酸素を強い抗酸化作用によって取り除き、体の免疫力を高めることで、さまざまな病気を予防できることである。現在は100種類ほどの成分が確認されているが、それはほんの一部で、実際には1万種類以上あるとされ、盛んに研究が進められている。タンパク質や脂質などに代表される食物の5大栄養素、第6の栄養素である食物繊維に続く、第7の栄養素とよばれることもある。ヒトの体に効果がみられる具体的な食べ方や摂取する量などはまだ詳しくわかっていないが、一部の固有成分に偏らないようにしながら通常の食事による野菜や果物の摂取方法に沿うのがよいという解釈が一般的である。厚生労働省が示している健康増進法の「健康日本21」や、厚生労働省と農林水産省が共同で策定した「食事バランスガイド」といった指針では、野菜を1日350グラム、果物150~200グラムほど摂取することを目標にしており、フィトケミカルやビタミンなどを含んだ複数の野菜や果物を一緒に摂取することを促している。
 代表的なフィトケミカルは、赤いトマトやスイカに含まれるリコピン(抗酸化作用)、橙(だいだい)色のニンジンやカボチャに含まれるプロビタミンA(癌予防)、黄色のタマネギやレモン、バナナなどのフラボノイド(高血圧予防)、紫色のナスやブルーベリー、ブドウなどのアントシアニン(視力低下の予防)、ダイズのイソフラボン(抗酸化作用)などである。[編集部]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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