日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
フィラデルフィア管弦楽団
ふぃらでるふぃあかんげんがくだん
Philadelphia Orchestra
アメリカの交響楽団。1900年にドイツ人指揮者フリッツ・シールFritz Scheelにより設立された。1912年から38年までレオポルド・ストコフスキーが音楽監督を務め、アメリカ有数の交響楽団に育成、彼の後はユージン・オーマンディが80年まで音楽監督として活躍、一般にフィラデルフィア・サウンドとよばれる豊麗な音色によって人気を博した。80~92年はリッカルド・ムーティ、93年以後はウォルフガング・サバリッシュが音楽監督に就任している。ラフマニノフの交響曲第3番、バルトークのピアノ協奏曲第3番などを初演している。
[美山良夫]