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フェナントロリン

栄養・生化学辞典の解説

フェナントロリン

 C12H8N2 (mw180.21).

 第一鉄イオンと反応して赤色の色素を生じ,この反応を利用して鉄の定量を行う.

出典|朝倉書店栄養・生化学辞典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

フェナントロリン

フェナントレンの2個の炭素原子を窒素原子で置換した化合物。3種類の異性体がある。o‐フェナントロリンは白色の結晶で,融点117℃,沸点300℃以上。エタノールに可溶。

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世界大百科事典 第2版の解説

フェナントロリン【phenanthroline】

正式名は1,10‐オルトフェナントロリン。ニトロベンゼンと硫酸の共存下,oフェニレンジアミングリセリンの縮合で得られる。融点114~117℃。真空中で昇華すると単斜晶系の結晶となり,分子どうしは層状構造をとる。水から再結晶すると1分子の水を含み,融点93~94℃の白色結晶を与える。300倍の水,70倍のベンゼンに可溶で,アルコール,アセトンにはさらに容易に溶ける。多くの遷移金属イオンと美しい色の錯塩をつくり,とくに銅(I),鉄(II)の比色定量試薬として使われる。

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