コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

フェンリル フェンリルFenrir

4件 の用語解説(フェンリルの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フェンリル
フェンリル
Fenrir

北欧神話の怪狼。フェンリスともいう。悪神ロキと巨人の女アングルボザの子。フェンリルの怪力と悪業を恐れた神々は,ねこの足音,女の顎ひげ,魚の息などさまざまな不思議な材料でより合せた魔法の綱をつくり,それで彼を縛り,岩につないだ。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について | 情報

百科事典マイペディアの解説

フェンリル

北欧神話の巨大なオオカミ。ロキと巨人の女との間に生まれた子の一人。神々はこれを小人の作った魔法の足枷(あしかせ)グレイプニルでつなぐが,世界終末の日に足枷を切って魔軍とともに神々の世界を襲う。
→関連項目チュールラグナレクロキ

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
百科事典マイペディアについて | 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フェンリル
ふぇんりる
Fenrir

北欧神話のなかの怪狼(かいろう)。ロキとアングルボザの子。フェンリルが災いのもとになることを恐れた神々は、これに足枷(あしかせ)をはめようとするが、そのときにフェンリルを欺かない保証としてチュール神が片手をフェンリルの口に差し入れ、噛(か)みちぎられる。フェンリルは神々の滅亡のときまで岩につながれていたが、そのときがくると呪(のろ)いの紐(ひも)を食いちぎり、主神オーディンとわたり合って彼を飲み込む。しかしフェンリルは、オーディンの子ビーザルに口を引き裂かれ命を落とす。[谷口幸男]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
日本大百科全書(ニッポニカ)について | 情報 凡例

世界大百科事典内のフェンリルの言及

【オオカミ(狼)】より

…神話の中では終末論的イメージをもって現れる。例えば北欧神話では,世界の終末に怪狼(かいろう)フェンリルFenrirが主神オーディンをのみ込むし,太陽や月を追いかけ,ついにこれをのみ込むスコルScllとハティHatiというオオカミが出てくる。これは日食と月食を意味していると解される。…

【オーディン】より

…このほか,魔術の神,ルーンの神など複雑な神格をもつ。世界の終末には狼フェンリルに飲み込まれ生命を落とす。【谷口 幸男】。…

【北欧神話】より

…同じくオーディンの子チュールTýrは,アース神のうちでいちばん勇気のある神である。怪狼フェンリルFenrirをだまして神々が足枷をつけたとき,証しに手をその口の中に突っ込むことのできたのがこの神である。このときチュールは片手首を失った。…

【ラグナレク】より

…星々は天から落ち,大地は震え,木々は根こそぎにされる。怪狼フェンリルは自由の身になり,大口を開けて進み,ミズガルズの大蛇は毒を吹きながら陸に肉薄する。天は裂け,火の巨人スルトは巨人族を率いてやってくる。…

※「フェンリル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

百条委員会

地方自治体が議決により設置する特別委員会の一つ。名称は「地方自治法第100条」に基づく。百条委員会は、地方公共団体の事務に関する調査を行い、関係者への聞き取りや記録の提出を請求、拒否した者には罰則が科...

続きを読む

コトバンク for iPhone

フェンリルの関連情報