フォード・システム(英語表記)Ford system

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フォード・システム
Ford system

1903年に創立されたフォード・モーターにおいて H.フォードが実施した経営管理体系。狭義には特にその生産管理形態をさす。特色は作業組織の徹底合理化により各種作業の同時的進行を可能にし,生産管理を合理的に行うことにあり,これは同時管理と呼ばれている。その具体的内容は,第1には高度の生産標準化,第2は移動組立法の実施である。部分品の規格化,原材料の品質統一,作業者の単能工化を確立し,コンベヤ・システムを実施する。そしてこれを前提として,工場を貫流する組立てラインと,その側面に連結する多数のサブラインを置き,その同時的運転によって全作業が完全に同時化される。

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百科事典マイペディアの解説

フォード・システム

H.フォードがその自動車工場で実行した経営合理化のための大量生産方式の型。部品の標準化,工程の分業化・機械化の徹底,コンベヤシステムの導入(1913年),製品の単一化の実現(1909年以降のT型)などで特徴づけられる。→流れ作業
→関連項目工場

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