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フォード・モーター Ford Motor Company

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フォード・モーター
Ford Motor Company

アメリカ合衆国の自動車メーカー。1903年ヘンリー・フォードにより設立された。1908年に売り出した大衆車 T型フォードの成功,さらに 1913年に導入した流れ作業による大量生産方式のフォード・システムの成功によって世界一の自動車メーカーに発展,1917~26年にはアメリカにおける自動車生産の過半を占めた。1920年代後半になって T型フォードも伸び悩み,生産台数においてもゼネラル・モーターズに首位の座を奪われ,1937年にはクライスラーにも抜かれて 3位に転落,一時は国有化も取りざたされたが,1945年社長に就任したヘンリー・フォード2世の積極経営によって盛り返した。海外進出にも積極的で,100%出資のフォード=ベルケ(ドイツ),フォード・モーター(イギリス),94%出資のフォード・モーター・オブ・カナダやスペイン,ブラジル,アルゼンチン,オーストラリア,メキシコなどに関連子会社・工場をもつ。事業内容はフォード,マーキュリー,リンカーン・コンチネンタルなどの乗用車やトラック,トラクタなどを主力に,通信・電子機器,冷蔵庫,ラジオを生産している。1985年スペリーの農業機械部門を買収し,1987年にオールステイト保険から PMIモーゲージ保険を買収。1989年にイギリスのジャガーパラマウント・コミュニケーションズのアソシエイト・ファースト・キャピタルを買収する一方,ルージ製鉄,フォード・アエロ・スペースを売却。さらに 1996年4月には,1979年から資本提携していたマツダの株式の 33.4%を取得し経営権を獲得,傘下に収めた。1996年 USLキャピタルの大部分を売却,1997年には大型トラック事業も売却する一方,1999年にスウェーデンの自動車メーカー,ボルボから乗用車部門を買収した。2008年金融危機による経営難のためジャガーを売却,2010年にはボルボも売却した。

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