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フランチェスコ[アッシジの] Francesco

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世界大百科事典 第2版の解説

フランチェスコ[アッシジの]【Francesco】

1181か82‐1226
フランシスコ会の創立者。〈もう一人のキリスト〉と称せられるほど,イエス・キリストの生涯と教えに忠実に従ったことで有名なイタリアの聖人。本名Giovanni Francesco Bernardone。アッシジAssisiの富裕な織物商の家に生まれ,アッシジの若者の先頭に立って気ままな青年時代を送ったが,隣町ペルージアとの戦いで捕虜となり(1202‐03),大病を経験したことで転機が訪れ,やがてすべての現世的な快楽・野望を放棄し,福音書に記されているイエス・キリストの模範に従って生きようと決心する(1205)。

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世界大百科事典内のフランチェスコ[アッシジの]の言及

【アッシジ】より

…古代ローマ時代の繁栄は,ミネルバ神殿,円形劇場,フォルムなどの遺跡にしのばれる。しかし,町が知られるのは,フランチェスコがここで生まれ,彼とフランシスコ会ゆかりの聖所が町や近郊に残されているためで,イタリアの主要な巡礼地である。聖人の遺体を安置したサン・フランチェスコ修道院教会(1228‐53)は,上下2堂からなる独特の重層形式による,イタリア初期ゴシック様式を示す。…

【完全の鑑】より

…アッシジの聖フランチェスコの最古の伝記の一つで,愛弟子のひとり修道士レオが師の言行を記録したものにもとづいて1300年ころまとめられた。福音書の伝えるイエス・キリストにならって生きることを決意し,もろもろの聖人たちのなかで最もキリストに近いと称せられるフランチェスコの姿を素朴で感動的な筆で描き出している。…

【キリスト教】より

…それはカマルドリ会,カルトゥジア会,シトー会,プレモントレ会,騎士修道会,アウグスティヌス会,さらに托鉢修道会などで,ほかに女子のみの第2修道会や男女の第3修道会も成立した。新しい敬虔と〈神の国〉運動とを結合するこの改革は,12世紀に入ってクレルボーのベルナールにおいて頂点に達し,またアッシジのフランチェスコのような独特の人格を生んだのであるが,これらの人々にみる神秘主義は教会に対立する異端の登場と無関係ではない。 中世の異端は古代教会のアリウス派のように教義と信条をめぐって論争し,教会の外へ出て行くものではなく,むしろ教会的統一にさからい,その権威に従わないで熱狂的な行動を起こすか,あるいは権威と理性の対立を主張するものであった。…

【キリスト教文学】より

…また13世紀末ころに編さんされたと思われる《ローマ人事績》は,古今の逸話およそ180編を集め,内容も雑多ではあるが,イギリスの学僧の手に成ると思われ,宗教的な敬虔が全般をおおい,宗教文学といわれるべき条も少なくない。一方イタリアに出た2人の修道会開祖,フランチェスコとドミニクスは,いずれもラテン語あるいはイタリア語で,教義や修道会会則,説教等を著した。中でも,フランチェスコの特異な人柄,その清貧の教えはその言行を録した《完全の鑑》に現れ,ことにイタリア語をもってした《太陽の歌》の〈いと高く,全能にまし善なる主よ〉は,中世を通じて最も浄(きよ)らかな歌の一つである。…

【ゴシック美術】より

…これらに対して注目すべきは,フランシスコ会,ドミニコ会の建築である。アッシジのサン・フランチェスコ教会(1228‐53)はイタリアにおける最初のゴシック建築の一つであるが,フランスのアンジュー地方の初期ゴシック様式を採ったものである。13世紀後半から,イタリアをはじめ全ヨーロッパの都市にひろまった両托鉢修道会の特色ある建築は,フィレンツェのサンタ・クローチェ教会(フランシスコ会),サンタ・マリア・ノベラ教会(ドミニコ会)にうかがうことができる。…

【断食】より

… キリスト教でも,旧約・新約聖書に宗教的断食の記事が多く見いだされるが,なかでも荒野におけるイエスの40日にわたる昼夜の断食は有名である。またアッシジのフランチェスコがアルベルナ山に入ってから断食と祈りの生活に没頭し,自分の手足とわき腹にキリストの聖痕を得たことはよく知られている。カトリックでは斎日Fastというのがあって,大斎とか小斎という。…

【ヒバリ(雲雀)】より

…【長谷川 博】
[象徴,伝説]
 ヒバリは朝を象徴する鳥であり,その歌声は清浄な愛をあらわすとされ,夜の愛を歌うナイチンゲールの対をなす。アッシジのフランチェスコは小鳥たちに説教したことで知られるが,とりわけこの鳥を愛でた。彼の死に際してはヒバリが寓居の屋根で輪をつくり,哀悼の歌をうたったという。…

【フランシスコ会】より

…広義には分裂後独立したコンベントゥアル会,カプチン会をもふくむ。アッシジのフランチェスコの福音遵奉精神にひかれて1209年ころアッシジ近傍のポルティウンクラに集まった11人の有志によって発足した。清貧と謙遜の心得を説いた簡潔な〈原初会則〉があったと推測されるが,原文は散逸して伝わらない。…

※「フランチェスコ[アッシジの]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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