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フラートン Fullarton, John

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フラートン
Fullarton, John

[生]1780?
[没]1849
イギリスの銀行家,貨幣・金融理論研究家。 1802~13年ベンガルで軍医補をつとめ,軍籍を退いてからはカルカッタの個人銀行の組合員として産を得て,金融の実際問題を研究してイギリスに帰国。有名な通貨論争で T.トゥックとともに銀行学派 (→銀行原理 ) の中心人物の一人として活躍。貨幣数量説が支配的であった当時にあって同説を否定し,還流法則を大いに強調するとともに,退蔵貨幣の役割を重視した。主著『通貨調節論』 On the Regulation of Currencies (1844) 。

フラートン
Fullerton

アメリカ合衆国,カリフォルニア州南部にある都市。ロサンゼルス南東約 40kmに位置する。 1887年に建設され,柑橘類の栽培の中心地。地名はサンタフェ鉄道の支配人の名にちなむ。第2次世界大戦後はロサンゼルスの郊外住宅地として急速に発展した。フラートン・カレッジ,カリフォルニア州立大学フラートン校がある。人口 13万5161(2010)。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フラートン
ふらーとん
John Fullarton
(1780?―1849)

イギリスの銀行家、金融理論家。初め医学を学び、1802年から13年までインドのベンガルで軍医補を勤め、除隊後カルカッタ(現コルカタ)の個人銀行の組合員となり、産を得て帰国した。1844年「ピール銀行条例」の成立を機に、その基本原理である通貨主義に反対し、カルカッタ時代に得た貨幣・金融の知識により、銀行学派の立場にたって通貨論争に参加した。1844年『通貨調節論』On the Regulation of Currenciesを出版、ピール銀行条例が保証準備発行直接制限制度に拠(よ)っていることを批判し、退蔵貨幣の役割を重視するとともに、銀行券は政府紙幣と異なり、生産物の裏づけのある手形の割引によって発行される限り貸出期限満了とともに還流し、物価に影響しないことを主張して、通貨学派の貨幣数量説を否定した。[吉川光治]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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