労働者が一定の定められた時間帯の中で労働の始期と終期を自由に決定できる労働時間制。ドイツではgleitende Arbeitzeit,英米ではflexible working hoursと称されている。一般的には,すべての労働者が勤務すべき核時間(コア・タイムcore time)と労働者の選択にゆだねられる自由勤務時間flexible timeから構成される。労働時間の決定を各労働者の自由にゆだねることにより,労働者の個人生活の尊重,労働の活性化や時間外労働の減少を目的とする。この制度は,1967年に西ドイツのメッサーシュミット社で最初に採用され,70年ころからヨーロッパにおいて普及したといわれる。導入の背景としては,通勤問題の解決(時差出勤),アブセンティイズム,とくに〈病休〉への対応および労働力の定着化があげられている。日本においては73年ころからこの制度を導入する企業が増加している。
執筆者:道幸 哲也
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
(桑原靖夫 獨協大学名誉教授 / 2007年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新