始期(読み)しき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

始期
しき

一定の時期が到来することにより,たとえば債務履行義務が生じたり,契約そのものが効力を生じたりするなど,法律行為の効力が発生することになる期限の始りをいう。終期に対する概念。始期には何年何月何日というようにその到来する時期が確定している場合と,あるが死んだときというように到来する時期が不確定な場合とがある。しかしいずれにせよ始期も期限の一つであって,条件と異なり,必ず生じる事実に基づいている。始期のついた権利の消滅時効は,始期到来まで進行しない。なお,始期がまだ到来していない状態の権利も期待権の一種として保護される場合がある。

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大辞林 第三版の解説

しき【始期】

物事のはじまる時期。
法律行為の効力が発生し、あるいは債務の履行を請求できるようになる期限。 ⇔ 終期

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世界大百科事典内の始期の言及

【期限】より

… 期限は,〈今月末日に〉代金を支払う(例3)というように,債務の履行に関するものや,〈1995年末まで〉年金を与える(例4)というように,法律行為の効力の消滅に関するものが多い。前記の1や3の場合を〈始期〉,4の場合を〈終期〉という。婚姻・養子縁組などの身分行為には期限をつけることはできない。…

※「始期」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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