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ブランカ ブランカBranca, Giovanni

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブランカ
Branca, Giovanni

[生]1571. リッツォーラ,サンタンジェロ
[没]1645. ロレート
イタリアの機械技師,建築家。ロレートの聖堂を建立。 1629年『建築概論』と『機械概論』を著わした。これは 1889年に C.ラバルが完成した蒸気タービンの最初の着想といわれる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ブランカ【Giovanni Branca】

1571‐1645ころ
イタリアの建築家。衝動タービンの着想者として知られる。蒸気のもつ熱エネルギーを動力源に利用しようとした試みは,古代アレクサンドリアヘロンによる反動タービンの着想以後長い空白の期間が続いていた。ブランカは1629年の著書の中で,蒸気をノズルから噴出させて羽根車を回転させる方式(衝動タービン)を記述し,それを多くの歯車に連動させ杵を運動させる仕掛けも示している。建築家としてはロレット教会を建てている。

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世界大百科事典内のブランカの言及

【蒸気タービン】より


[歴史]
 蒸気を用いて回転運動を行わせる装置の着想は1世紀ころにさかのぼり,アレキサンドリアのヘロンは,ボイラーから発生する蒸気が,支柱管を通って球状の回転体に入り,これに取り付けられた2本の曲管から互いに反対方向に高速噴流となって吹き出し,球体がその反動で蒸気の噴出方向と逆向きに回転する装置を考案しているが,これは後で説明する反動タービンの原型といえるものである。長い空白ののち,1629年ごろに至って,イタリアの建築家G.ブランカによって,後述の衝動タービンの原型というべき考案が記録されている。それは,人形の形をしたボイラーから発生する蒸気が,人形の口につけた細管から高速噴流となって羽根車に吹きつけられ,羽根車を回転させるというもので,回転は歯車装置を経てカム軸に伝えられ,棒に上下運動を起こさせて,下の容器中の穀物をつくようになっている。…

※「ブランカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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