プライス(英語表記)Price, Vincent

精選版 日本国語大辞典 「プライス」の意味・読み・例文・類語

プライス

〘名〙 (price) 値段。価格。また、相場。〔舶来語便覧(1912)〕

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デジタル大辞泉 「プライス」の意味・読み・例文・類語

プライス(price)

値段。価格。また、物価・相場。「プライスコントロール」「プライスカード」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プライス」の意味・わかりやすい解説

プライス
Price, Vincent

[生]1911.5.27. ミズーリセントルイス
[没]1993.10.25. カリフォルニア,ロサンゼルス
アメリカ合衆国の俳優。フルネーム Vincent Leonard Price。アメリカのホラー映画界を代表する俳優の一人。製菓会社のオーナーを父に,ベーキングパウダーの発明者を祖父にもつ。1933年エール大学を卒業。美術の修士号取得を目指してロンドン大学に入学するが,まもなく芝居への興味が芽生えて俳優の道に進んだ。1934年にロンドンで初舞台を踏んだのち,ブロードウェーに移る。1938年映画デビュー。初期の 3D映画(立体映画)の一つ『肉の蝋人形』House of Wax(1953)で大躍進のチャンスをつかみ,ホラー映画の帝王としての地位を確立。『蝿男の恐怖』The Fly(1958),『地獄へつゞく部屋』House on Haunted Hill(1958)などで次々とヒットを飛ばし,ホラー映画の人気復活に貢献した。1960年代は,エドガー・アラン・ポーの短編を原作としたロジャー・コーマン監督の一連の作品に出演。『アッシャー家の惨劇』The House of Usher(1960)などで観客を恐怖に陥れた。美術品の収集家としても知られ,1951年にはイーストロサンゼルス・コミュニティー・カレッジコレクションの多くを寄贈。また,2番目の妻と共著で料理の本を数冊出版し,料理番組にも出演した。

プライス
Price, Richard

[生]1723.2.23. グラモーガン,ティントン
[没]1791.4.19. ロンドン近郊
イギリスの非国教徒の知的・政治的指導者。最初長老派の牧師をつとめ,道徳論を著わした。その後,財政・政治問題を論じ,1770年代国債削減を主張,アメリカとの戦争に反対。 B.フランクリンの友人で A.テュルゴーとも文通し,シェルバーン (伯)の庇護を受けた。 1789年 11月4日フランス革命をたたえイギリスの名誉革命体制を批判する説教を行い,E.バークによって『フランス革命に関する省察』のなかで非難された。

プライス
Price, Thomas

[生]1852.1.19. イギリス,ブリンボ
[没]1909.5.31. オーストラリア,ホーソン
オーストラリアの政治家。イギリス,リバプールのペニー・スクールを卒業後,石工となり,1883年にサウスオーストラリアに入植。石工煉瓦工組合書記長(1891~93)などを務め,1893年政界に入り,1901年サウスオーストラリア労働党の党首となり,労働運動を指導。1905~09年サウスオーストラリア州首相,在任中はオーストラリアで最初の安定した労働党政権を担った。

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百科事典マイペディア 「プライス」の意味・わかりやすい解説

プライス

英国の非国教徒の牧師,ユニテリアン派に属す。対アメリカ政策を市民の自由と宗教上の寛容の視点から批判し,名声を集めた。1789年11月4日,名誉革命100周年を記念する〈大ブリテン革命記念協会〉の集会で,名誉革命の不徹底性を批判し,おりから進行中のフランス革命に対して連帯の挨拶を送った。この講演が《祖国愛について》という題で公刊されるや,フランス革命に対する賛否両論の立場から激しい反応を引き起こした。とりわけプライス博士の説に真っ向から反対したのが,バークの《フランス革命の考察》であって,以後ウォルストンクラフト,ペインらの参加した一連のはげしい論争が展開された。

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改訂新版 世界大百科事典 「プライス」の意味・わかりやすい解説

プライス
Richard Price
生没年:1723-91

イギリスの非国教徒牧師,著述家。市民的自由と宗教上の寛容を唱道し,とくに1789年11月4日,〈大ブリテン革命記念協会〉の名誉革命100周年を記念する集会において,フランス革命をたたえた講演は大きな反響を呼んだ。同年その内容が《祖国愛について》の表題でパンフレットとして出版されると,フランス革命賛否をめぐるE.バークやT.ペインらの一連の論争の発端となった。
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FX用語集 「プライス」の解説

プライス

外国為替市場で取引される為替レートのことをいいます。例えば現在、「120.15-20」のプライスだとすると、インターバンクの為替ディーラーやブローカー(外国為替取引の業者)のやり取りでは、そのレートを告げる際に下2桁だけを「イチゴー、ニーマル」と読み上げます。

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流通用語辞典 「プライス」の解説

プライス【price】

9Pのひとつ。どのような販売価格でいくべきかの方針である。想定する価格は競合に対して競争力があるかどうか、その価格での販売可能性はどれくらいか、利益優先の価格政策か、売上優先の価格政策か、など検討し、価格を決定すること。

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