プロテイン

食の医学館 「プロテイン」の解説

プロテイン

〈アミノ酸スコアの高いたんぱく質〉
 プロテインとは英語でたんぱく質のことです。たんぱく質は三大栄養素の1つで、筋肉臓器などの構成成分となるばかりでなく、生体機能を調整するペプチドホルモン酵素神経伝達物質にもなり、生命維持に欠かせません。たんぱく質はアミノ酸が集まってできていますが、そのアミノ酸は全部で20種類あります。このうち8種類(幼児の場合9種類)は人間の体内で合成できず、必須アミノ酸と呼ばれています。体が必要とするたんぱく質を効率よくとるためには、食品のなかに含まれる必須アミノ酸の割合がたいせつとなります。これを表した数字が「アミノ酸スコア」で、FAO(国連食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)で定められた値が一般に使用されています。必須アミノ酸(「成長期に食べさせたい食品参照」)はどれか1つが不足すると、ほかのアミノ酸もそのレベルまでしか働かない性質をもっています。したがってアミノ酸スコアの高い食品ほど、効率よくたんぱく質を摂取できるのです。
〈サプリメントとしてのプロテイン〉
○栄養成分としての働き
 サプリメントとしてのプロテインは、「高たんぱく食品」の意味をもち、アミノ酸スコアが高い良質なたんぱく質です。おもな材料は、動物性たんぱく質では牛乳、植物性ではダイズです。ダイズたんぱくにはダイズサポニンが含まれ、コレステロール値を下げ、動脈硬化脂質異常症を防ぎ、がんを予防することも判明しています。
 たんぱく質の所要量肉類などで摂取すると、脂質も含まれるため脂質オーバーになるおそれがあります。しかしプロテインには脂質がほとんど含まれていないので、ダイエット中のたんぱく質補給に最適です。なお、プロテインは湿気を吸収するとカビが発生しやすくなります。このカビには発がん性の危険があるので、乾燥した状態で保存することがたいせつです。

出典 小学館食の医学館について 情報

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