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ヘナウケの戦 ヘナウケのたたかい

世界大百科事典 第2版の解説

ヘナウケのたたかい【ヘナウケの戦】

1643年(寛永20),西蝦夷地セタナイ(現,北海道瀬棚郡)―シマコマキ(島牧郡)地域のアイヌ民族が反松前藩の行動に立ちあがった,近世におけるアイヌ民族の最初の戦い。ヘナウケはアイヌの首長名。戦いの具体的な経緯は不明な点が多いが,〈《福山秘府》〉などの松前藩側の年代記類に記された記事から知りうることは,同年春,セタナイを拠点にアイヌの首長ヘナウケを先頭にした大規模なアイヌ民族の蜂起をみたこと,そのため松前藩は,いち早く蠣崎利広ほかの重臣を指揮官とした鎮圧隊を派遣し,5月ごろには鎮圧されるに至ったことなどである。

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