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ペチジン pethidine

翻訳|pethidine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ペチジン
pethidine

オピスタン,メペリジンデメロールともいう。合成麻薬鎮痛鎮痙剤として使われる。モルヒネに似た鎮痛,鎮静作用のほかに副交感神経抑制作用,鎮痙作用を示すが,麻酔,鎮咳作用はほとんどない。おもに胃腸,胆嚢,胆管,尿管などの疼痛,骨折,関節痛などの疼痛,内視鏡検査や臨床検査時の疼痛緩和に用いられる。副作用としてはめまい,悪心,嘔吐,口渇,失神,恍惚感などがあり,大量では呼吸中枢抑制により死亡することもある。依存性があり,モルヒネより弱いが耐性,禁断症状も出現する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内のペチジンの言及

【鎮痛薬】より

…作用部位とその作用の特徴によって,麻薬性鎮痛薬と解熱性鎮痛薬に大別される。
[麻薬性鎮痛薬]
 天然のアヘン製剤をはじめ,その主成分アルカロイドであるモルヒネコデインと,モルヒネの化学構造の一部を変えた半合成品のエチルモルヒネ,オキシコドン,ジヒドロコデイン,さらに合成麻薬のペチジン,メサドンなどが含まれる。合成麻薬の化学構造も,基本的にはモルヒネの構造に由来したものが多い。…

【麻薬】より

…薬理学的には,アヘン総アルカロイドと,これから分離して得られるモルヒネコデイン,これらの半合成体(ヘロイン,オキシコドンなど),およびモルヒネ類似の薬理作用と依存性を有する合成薬物(ペチジンなど)をさす。英語はギリシア語のnarkē(麻酔,麻痺)に由来し,これらの薬物を摂取すると,意識が混濁したり,感覚が麻痺状態になることから,麻酔様状態を起こす薬物の意でつけられた。…

※「ペチジン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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