アニソール(読み)あにそーるでーたのーと(英語表記)anisole

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アニソール」の意味・わかりやすい解説

アニソール(データノート)
あにそーるでーたのーと

アニソール

 分子式  C7H80
 分子量  108.1
 融点   -37.5℃
 沸点   153.85℃
 比重   0.990(測定温度22℃)
 屈折率  (n)1.5178


アニソール
あにそーる
anisole

芳香族エーテル一つ。メトキシベンゼンともいう。

 強い芳香をもつ無色液体フェノールから製造する。水には溶けないが、アルコールエーテルなどの有機溶媒にはよく溶ける。ヨウ化水素酸を作用させるとフェノールになる。香料殺虫剤の合成原料、また有機溶剤として利用される。

[徳丸克己]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アニソール」の意味・わかりやすい解説

アニソール
anisole

化学式 C6H5OCH3 。メトキシベンゼンのこと。香気ある液体。沸点 155℃。フェノールのメチル化によって得られる。アルコール,エーテルに可溶,水に不溶。香料,合成原料,溶剤に用いられる。

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