イラン東部からヒンドゥー・クシ山脈以南までの地の歴史的名称。「太陽の昇る地」の意。言語のうえではペルシア語文化圏に属する地域である。イスラム期には、ネイシャーブール(ニーシャーブール)、ヘラート、マルブ、バルフを中心とする四つの地方に分かれていた。アラブの征服によって7世紀中ごろから住民のイスラム化が始まり、アッバース朝革命では運動の中心地となった。9世紀前半には最初のイラン系独立王朝であるターヒル朝が成立。以後、サーマーン朝、ガズナ朝、セルジューク朝の中心地となった。オアシス農業と牧畜が経済の中心で、交易の中継地としても繁栄した。イスラム世界と中央アジアとを結ぶ、地理的に重要な位置にあり、トルコ人、モンゴル人の西方移動の舞台となった。モンゴルの侵入と数回の大地震によって衰退した都市もあるが、ティームール朝期にはヘラートを中心に再興した。現在ではホラサーンとはイランの東部の州の名であり、州都はマシュハドである。
[清水宏祐]
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
政府首脳が外国を訪問した際の会談内容や合意事項を記した外交文書。法的拘束力は持たないが,その内容は両国を事実上拘束する。類似のものに共同発表 joint statementがあるが,これはより記録的な...
7/28 化学辞典 第2版(森北出版)を更新
6/26 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/17 デジタル大辞泉プラスを更新
4/17 デジタル大辞泉を更新
2/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新