ホーマー(読み)ほーまー(その他表記)Winslow Homer

デジタル大辞泉 「ホーマー」の意味・読み・例文・類語

ホーマー(Homer)

ホメロスの英語名。
米国アラスカ州南西端、カチェマック湾に面する港町キングサーモンハリバットオヒョウ)をはじめとする海釣り拠点として知られる。

ホーマー(homer)

ホームラン」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「ホーマー」の意味・読み・例文・類語

ホーマー

  1. 〘 名詞 〙 ( [アメリカ] homer ) =ホームラン「満塁ホーマー」 〔アルス新語辞典(1930)〕

ホーマー

  1. ( Homer ) 「ホメロス」の英語名。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホーマー」の意味・わかりやすい解説

ホーマー(Winslow Homer)
ほーまー
Winslow Homer
(1836―1910)

アメリカ19世紀後半の写実画家ボストンに生まれる。初めリトグラフの徒弟修業をしたのち、『ハーパーズ・ウィークリー』などの週刊誌に木版画のイラストを寄稿していたが、南北戦争ころから油彩に転向し、1862年北軍に従軍して優れた作品を残した。67年のパリ万国博覧会に『前線からの捕虜』(1866)を出品。70年代に入ると明るい色と暖かい目で少年や少女などを描いたほか、水彩も楽しむようになった。北海に臨むイギリス北東部のタインマスで2年にわたる孤独の毎日を過ごした80年代前期から、大自然の力と人間の対比に焦点を置くようになり、83年帰国後もメーン州のプラウツネックに引きこもって海を主題にした秀作を数多く描いている。夏はアディロンダック、冬にはカリブ海で水彩を描くという生活が続き、晩年には大自然そのものと和解調和していった。ターナーやラファエル前派の影響はみられるが、フランス印象派とは直接つながらないとみられている。

桑原住雄

『J・フレックスナー著、桑原住雄監修『ホーマー』(1977・タイムライフブックス)』


ホーマー(ホメロス)
ほーまー

ホメロス

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改訂新版 世界大百科事典 「ホーマー」の意味・わかりやすい解説

ホーマー
Winslow Homer
生没年:1836-1910

アメリカの画家。ボストン生れ。初め《ハーパーズ・ウィークリー》などに挿絵を描いていたが,南北戦争のころから油彩に移り,1870年代は明るい色彩と写実的手法で日常の人々の姿を描いた。水彩を好んで描きはじめたのもそのころである。北海に面したイギリスのタインマスに滞在した81年ころから,テーマを海と人間とのかかわりに絞り,画面はしだいに暗転する。83年からメーン州プラウツ・ネックに住み,孤独のなかで荒れる海を描きつづけた。自然主義的な写実に徹底した最もアメリカ的な画家だが,浮世絵に興味を示した作品ものこす。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホーマー」の意味・わかりやすい解説

ホーマー
Homer, Winslow

[生]1836.2.24. ボストン
[没]1910.9.29. ブルーツネック
アメリカの画家。 1859年ニューヨーク,ブルックリンのデッサン学校の夜学に学び,油絵をフランスの画家 F.ロンデルに師事。南北戦争中は『ハーパーズー・ウィークリー』誌の挿絵や戦争をテーマとした油絵を描いた。 66,67年にフランスを訪れ,81~82年イギリスに滞在。 83年からメーン州の海岸に定住し,フロリダや西インド諸島を訪れて水彩画を描いた。主要作品は『狩人たちと犬』 (1891,フィラデルフィア美術館) ,『海峡の嵐』 (99,ニューヨーク,メトロポリタン美術館) ほか。

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百科事典マイペディア 「ホーマー」の意味・わかりやすい解説

ホーマー

ホメロスの英語表記。

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デジタル大辞泉プラス 「ホーマー」の解説

ホーマー

《Homer》MLBに加盟するプロ野球チーム、アトランタ・ブレーブスのチーム・マスコット。頭部が野球ボールになっている。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ホーマー」の解説

ホーマー

ホメロス

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旺文社世界史事典 三訂版 「ホーマー」の解説

ホーマー

ホメロス

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世界大百科事典(旧版)内のホーマーの言及

【ホメロス】より

…生没年不詳。英語ではホーマーHomerという。彼は古代人によって,たんに〈詩人〉といえばただちに彼を意味するほどの最高の詩人と評価され,その二大叙事詩は,古代ギリシアの国民的叙事詩として,文学はもちろん,宗教,思想,美術等にはかりしれないほど大きな影響を与えた。…

※「ホーマー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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