ボルティモア(英語表記)Baltimore

翻訳|Baltimore

デジタル大辞泉 「ボルティモア」の意味・読み・例文・類語

ボルティモア(Baltimore)

米国メリーランド州のチェサピーク湾奥に位置する港湾都市鉄鋼造船などの工業が盛んなほか、文化・教育の中心地人口、行政区64万(2008)。

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改訂新版 世界大百科事典 「ボルティモア」の意味・わかりやすい解説

ボルティモア
Baltimore

アメリカ合衆国メリーランド州の最大都市。人口63万5815(2005)で,アメリカ・メガロポリスの拠点都市の一つ。首都ワシントンに近く,中西部への最短距離にある大西洋岸の港湾都市で,チェサピーク湾に注ぐパタプスコ川河口近くに位置する。1729年メリーランド南部産のタバコの輸出港として建設された。市名はメリーランド植民地建設の功労者ボルティモア卿にちなむ。独立革命中,短期間ではあるが連邦首都ともなった。1830年合衆国最古の公共鉄道ボルティモア・オハイオ鉄道が開通,アパラチア山脈越えのオハイオへの入口として,ニューヨーク州のエリー運河とともに中西部の発展に寄与した。ペンシルベニア炭田を控え,石炭の積出しが盛んである。南東郊のスパローズ・ポイントにはベスレヘム・スチール社の工場があり,また造船,金属などの各種工業が発達している。市の内外にジョンズ・ホプキンズ大学,メリーランド大学などがある。
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百科事典マイペディア 「ボルティモア」の意味・わかりやすい解説

ボルティモア

米国,メリーランド州中央部の大都市。チェサピーク湾奥,パタプスコ川河口付近に位置する港湾都市。海陸交通の要地で,鉄鋼,金属精錬,造船,機械製油化学などの重工業が盛ん。スパローズポイントの製鉄所は大西洋岸最大の規模ジョンズ・ホプキンズ大学(1876年創立)がある。1729年創設。アメリカ独立革命中,一時は連邦首都。62万961人(2010)。
→関連項目メリーランド[州]

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