コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ボーゲル Vogel, Sir Julius

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ボーゲル
Vogel, Sir Julius

[生]1835.2.24. ロンドン
[没]1899.3.12. サリー,イーストモルジー
ニュージーランドの政治家。 1852年に金鉱を求めてオーストラリアに入植。実業家,ジャーナリストとして活躍後,61年にニュージーランドに移住して新聞"Otago Daily Times"を発行,63年オタゴ地方議員から下院議員に選出された。 69~72年 W.フォックス内閣の蔵相,73~75,76年首相となり,イギリス本国資本と移住労働者とによる大規模な公共事業を立案,実行した。 84年 R.スタウト内閣の実力者として活躍,89年議員を退き,引退。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ボーゲル(Ezra F. Vogel)

[1930~ ]米国の社会学者。日本および中国を研究し、ハーバード大学東アジア研究センター所長、日米関係プログラム所長などを歴任。1979年に刊行した「ジャパン‐アズ‐ナンバーワン」は、ベストセラーとなった。クリントン政権では東アジア担当国家情報官として活躍した。著作に「日本の新中間階級」など。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ボーゲル
ぼーげる
Ezra F. Vogel
(1930― )

アメリカの社会学者。日本および中国問題の研究者。オハイオ州生まれ。1958年にハーバード大学から博士号を取得。1960年エール大学准教授、1961年ハーバード大学准教授、1967年同大学教授、1973~1977年同大学東アジア研究センター所長などを歴任。その後、同大学名誉教授。1958年(昭和33)から1960年にかけて来日し、都市新中間層を対象として家族関係、生活意識、社会構造に関する社会調査を行い、『日本の新中間階級』(1963)を刊行した。1979年に刊行した『ジャパン・アズ・ナンバーワン』は、日米社会の比較を通じて、日本が経済的側面だけでなく、社会的側面を含めて、脱工業化社会への適応をより的確に行っていることを指摘し、社会学の領域にとどまらず、日本社会、日本的経営慣行に関心をもつ多くの人々の注目を集めた。1996年(平成8)、国際交流基金賞(日本)受賞。2000年に大学を退官したが、その後も東アジア研究を続けている。[本間康平]
『佐々木徹郎訳編『日本の新中間階級――サラリーマンとその家族』(1968/新装版・1979・誠信書房) ▽広中和歌子・木本彰子訳『ジャパン・アズ・ナンバーワン――アメリカへの教訓』(1979・TBSブリタニカ/新版・2004・阪急コミュニケーションズ) ▽エズラ・F・ヴォーゲル著、上田惇生訳『ジャパン・アズ・ナンバーワン再考――日本の成功とアメリカのカムバック』(1984・TBSブリタニカ) ▽エズラ・F・ヴォーゲル著、中島嶺雄監訳『中国の実験――改革下の広東』(1991・日本経済新聞社) ▽E・ヴォーゲル、仲津真治著『ハイブリッド国家日本の創造――新時代への道しるべとアメリカの再生から学ぶこと』(1997・ぎょうせい) ▽エズラ・F・ヴォーゲル著、福島範昌訳『ジャパン・アズ・ナンバーワン――それからどうなった』(2000・たちばな出版) ▽城山三郎、E・ヴォーゲル著『日米互いに何を学ぶか』(講談社文庫) ▽エズラ・F・ヴォーゲル著、渡辺利夫訳『アジア四小竜――いかにして今日を築いたか』(中公新書) ▽E・ヴォーゲル、橋爪大三郎著『ヴォーゲル、日本とアジアを語る』(平凡社新書)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ボーゲルの関連キーワードウィリアム・K. カミングス米国の日本研究者らの声明スティーブン ボーゲルE.F. ヴォーゲルグレン フクシマフォーゲルの法則電子工業一庭啓二

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ボーゲルの関連情報