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「フェルミ粒子」のページをご覧ください。
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…液体ヘリウム3(3Heの液体)も0.93mK(0気圧)で超流動状態に転移する。液体ヘリウム4と液体ヘリウム3の超流動転移温度に大きな差があるのは,4Heと3Heがそれぞれボース粒子(ボゾン)およびフェルミ粒子(フェルミオン)という量子力学的には非常に性質の異なる粒子の種類に属するためである。現在,液体ヘリウム4は,あらかじめ液体窒素で冷却した高圧4Heガスを断熱膨張させて40K以下に冷やしたのち,低圧の容器に噴出させ,その際のジュール=トムソン効果による温度の低下を利用して得ており,一方,液体ヘリウム3は,減圧によって温度を下げた液体ヘリウム4と3Heガスを熱接触させることで得られる。…
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[π中間子とμ粒子]
電気的に中性の中性子がなぜ,原子核という小さな領域に閉じ込められているのであろうか。これに対して1935年湯川秀樹は,質量が電子の約280倍くらいのボース粒子(スピンが整数の粒子),すなわち中間子と呼ばれる粒子を新しく導入し,陽子と中性子がこの中間子を交換することによって核力を生じ,核力によって原子核内に閉じ込められているという理論を提唱した。この理論によれば,実験で知られているように電気的に中性の中性子と陽子の間に力が働くのみでなく,その力が非常に短距離(10-13cm)ではとても強いが,少し離れると非常に弱くなるという性質をうまく説明できる。…
…核力は,陽子と電気的に中性の中性子の間にも働く,非常に短い距離(~10-13cm)では非常に強いが,少し離れると非常に弱くなるという性質がある。クーロン力が,荷電粒子間にフォトン(光子)を交換することによって生ずることの類推から,湯川は,陽子と中性子が質量が電子の約200倍くらいのボース粒子,すなわち中間子と呼ばれる粒子を交換することにより,上記の性質をもつ核力が導けることを理論的に示した。この中間子は48年に加速器を使って人工的につくり出されて湯川理論が確かめられ,現在ではπ中間子と呼ばれている。…
…さらに,相互作用がない多粒子系でも,量子系ではマクスウェル=ボルツマンの速度分布が破れるのである。 量子論に登場する粒子は,フェルミ粒子(フェルミオンfermion)かボース粒子(ボソンboson)かに大別される。いずれの場合も同種の粒子はまったく識別不可能で,2個の同種粒子を入れ替えても量子状態は不変だと考える。…
※「ボース粒子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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