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ポインティングベクトル Poynting's vector

デジタル大辞泉の解説

ポインティング‐ベクトル(Poynting's vector)

電磁波エネルギーの流れを表すベクトル。その大きさは、電磁波の進行方向に垂直な単位面積を単位時間に通過するエネルギーに等しい。英国の物理学者ポインティングによって導入された。

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法則の辞典の解説

ポインティングベクトル【Poynting vector】

電場を E,磁場を H としたとき,SE×H で定義されるベクトル.電磁場のエネルギーを表現する.

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世界大百科事典 第2版の解説

ポインティングベクトル【Poynting’s vector】

真空中では磁束密度B,電場Eの間には,真空の誘電率および透磁率をそれぞれε00,時間をtで表すと,の関係がある(マクスウェルの方程式)。したがって,電場および磁場のエネルギー密度,の時間変化は,と表される。とすると,Sの発散,すなわちdivSは,電磁場のエネルギーの減少-∂u/∂tを表していることになる。ガウスの定理を使うと,となるから(SnS上でのSの法線成分),ある曲面Sにかこまれた体積V中のエネルギーの減少-∂u/∂tは,この体積の表面上でのSnの積分に等しくなる。

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世界大百科事典内のポインティングベクトルの言及

【光】より

…これは,単位時間に単位面積を通過する光子数にhνを乗じたものに等しい。またSE×Hで定義されるベクトルSポインティングベクトルといい,Sの方向が光の進行方向,その大きさが光の強度を与える。透磁率と誘電率とがμとεとである物質中では,放射インピーダンスは光の速さはとなるが,光の振動数はきわめて大きいので,通常の物質ではμ=μ0としてよく,と表せる(ただし,この場合εは光の振動数に依存すると考えなければならない)。…

※「ポインティングベクトル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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