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ポストモダン ぽすともだん postmodern

翻訳|postmodern

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知恵蔵2015の解説

ポストモダン

現代という時代を、近代が終わった「後」の時代として特徴づけようとする言葉。各人がそれぞれの趣味を生き、人々に共通する大きな価値観が消失してしまった現代的状況を指す。現代フランスの哲学者リオタールが著書のなかで用いて、広く知られるようになった。リオタールによれば、近代においては「人間性と社会とは、理性と学問によって、真理と正義へ向かって進歩していく」「自由がますます広がり、人々は解放されていく」といった「歴史の大きな物語」が信じられていたが、情報が世界規模で流通し人々の価値観も多様化した現在、そのような一方向への歴史の進歩を信ずる者はいなくなった、とされる(『ポスト・モダンの条件』1979年)。また、ポストモダンという言葉は、ポスト構造主義の思想傾向を指す言葉としても用いられ、その際はポスト構造主義とほぼ同義である。唯一の真理をどこかに求めようとする思考を徹底的に批判しようとしたデリダ、近代は自由を求め拡大したのではなく、むしろ人々の内面と身体を管理する技術を発達させたと述べたフーコーなどは、共に、近代的な物語を解体しようとした思想家として見られるからである。

(西研 哲学者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

ポストモダン(postmodern)

近代を超えようとする芸術運動。近代の合理主義的傾向を否定する考え方。もともとは、機能主義合理主義に対置する新しい建築、という意味の近代建築用語。→ポストモダニズム

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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大辞林 第三版の解説

ポストモダン【postmodern】

主体・進歩主義・人間解放などといった啓蒙の理念に支えられた近代主義の原理を批判し、脱近代をめざす思想的潮流。建築の領域から流入した概念。

出典|三省堂
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