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ポリマーアロイ polymer alloy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ポリマーアロイ
polymer alloy

アロイとはもともと金属の合金に使われる用語であるが,これになぞらえて2種類以上の高分子を含んだ多成分系高分子を意味する。混合している高分子が共有結合でつながれている場合もあるが,ランダム共重合体や交互共重合体のように成分が低分子単位で混合しているものは,この種類に含めていない。「アロイ化」には,異種ポリマーを溶融あるいは溶液状態で混合するとか,ブロック・グラフト共重合,および相互侵入高分子網目を形成させるなどの方法がある。在来の高分子をアロイ化することにより,高性能・高機能なポリマーが開発されている。

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百科事典マイペディアの解説

ポリマーアロイ

2種類以上の高分子化合物が,混合または部分的に化学結合(架橋結合など)して,ほぼ均一の材料となったプラスチックの多成分系のこと。適当な組合せにより,元のポリマー以上の強度や耐衝撃性などが生まれる。

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大辞林 第三版の解説

ポリマーアロイ【polymer alloy】

〔アロイは合金の意〕
二種類以上の高分子からなる有機材料。有機合成化学の応用により、金属合金に比べ、多様な材料設計が可能。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ポリマーアロイ
ぽりまーあろい
polymer alloy

2種類以上の高分子からなるプラスチック類のこと。アロイは合金という意味。機能のちがう複数の樹脂や、樹脂とゴムなどを混ぜ合わせて、新しい機能を引き出す。ポリスチレンポリカーボネートを合成して透明度、強度の高い樹脂にしたり、アクリル樹脂とポリカーボネートを合成したポリマーアロイ、ポリカーボネートに液晶ポリマーを配合したポリマーアロイなどがある。1995年にはチッソが重合法による新しいポリマーアロイを開発した。従来の樹脂に比べ耐衝撃性などに優れており、自動車のバンパーなどの用途開発が期待される。最近は、ポリマーアロイ・ブレンド・コンポジットといわれる、樹脂成型材料の加工技術の研究もさかんになっている。[編集部]

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