ポンチョ(英語表記)poncho

  • poncho スペイン語
  • 〈スペイン〉poncho

翻訳|poncho

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

本来,南アメリカのアンデス山脈一帯の先住民族インディオたちが着た小型毛布状の外衣。2枚の中央を残してはぎ合せ,中央から頭を通して前後に垂れ掛けて着るもので,この種の貫頭衣代名詞になった。材料はラマの毛との混紡地で,鮮かな縞柄幾何学模様に織られる。現地語では元来この織物をさしたが,16世紀初期,スペイン人によって服型と伝され,ヨーロッパに普及した。

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百科事典マイペディアの解説

おもに南米のインディオが外衣として用いる貫頭衣。長方形やひし形の毛織布のまん中にをあけて頭を通し,前後にたらして着用する。現在では広くリゾートウエアや部屋着などに応用。また袖(そで)なしのレインコートもポンチョという。
→関連項目インカ貫頭衣

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世界大百科事典 第2版の解説

現在,中南米で広く用いられる貫頭衣の総称。アンデス高地の例でいえば,2枚の毛織布を合わせ,頭を通す部分だけを残して縫い合わせる。着ると,方形の布が体の前後に垂れる。長さはのあたりからひざのあたりまで,まちまちである。形態としては,先スペイン期にもあったウンク(ケチュア語)に由来すると思われるが,これは頭と腕を通す部分を残して,布の左右も縫い合わせる。ポンチョの語源チリのアラウカノ語と考えられる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

元来は、南アメリカ、アンデス山地の先住民が着用していた外衣。布の中央に頭の通る穴をあけた貫頭衣で、衣服の基本形の一つ。本来は、麻とラマの毛で織った鮮明な色彩の織物の名称であったが、スペイン人によって、この布で仕立てられた衣服の形として誤り伝えられ、服形をさすようになったといわれる。中央の穴に頭を出して外衣として着用したり、そのまま毛布として用いたりする。現在では世界的に、防寒用外衣、レインコートなどとして親しまれている。

[深井晃子]

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 (poncho) 元来は南アメリカで着用した、毛布の中央にあけた穴から頭を出して着る外衣。現在では変形されて、広く、防寒用などに用いられる。
※ある隷属国の悲劇(1955)〈中野好夫〉「原色も鮮やかな独特の毛布(ポンチョ)を背中から纏っている女たちの」

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