マイヤー百科事典(読み)マイヤーヒャッカジテン

デジタル大辞泉 「マイヤー百科事典」の意味・読み・例文・類語

マイヤーひゃっかじてん〔‐ヒヤククワジテン〕【マイヤー百科事典】

原題、〈ドイツMeyers Lexikonブロックハウス百科事典と並ぶ、ドイツの代表的百科事典ライプチヒの出版業者マイヤーが、1840~52年に初版刊行

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精選版 日本国語大辞典 「マイヤー百科事典」の意味・読み・例文・類語

マイヤーひゃっかじてんマイヤーヒャククヮジテン【マイヤー百科事典】

  1. ( 原題[ドイツ語] Meyers Lexikon ) ドイツの百科事典。出版業者J=マイヤーが一八四〇~五二年初版を発刊ブロックハウスと並ぶドイツの代表的事典。

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改訂新版 世界大百科事典 「マイヤー百科事典」の意味・わかりやすい解説

マイヤー百科事典 (マイヤーひゃっかじてん)

ドイツの代表的百科事典の一つ。ゴータで出版業を営んでいたマイヤーJoseph Meyer(1796-1856)は1826年ビブリオグラフィッシェス・インスティトゥートBibliographisches Institutを設立,2年後ヒルトブルクハウゼンに移り,40年から52年にかけて《会話大辞典》(全46巻)を刊行,続いて6巻の補遺を出した(1853-55)。これによって百科事典出版の基礎が固まり,57-60年に《新会話辞典》の題名で新たに15巻の百科事典を出版した。引き続き61-67年に第2版を出し,第3版(15巻,1874-78)は《マイヤー会話辞典Meyers Konversations-Lexikon》と題を改め,以後の版はすべて書名に〈マイヤー〉を冠するようになった。74年本拠をライプチヒに移した。第8版《Meyers Lexikon》(9巻,地図1冊,1936-42)はナチズム立場で編纂されたが,未完に終わった。1946年会社の資産は没収され,東ドイツの国営企業書誌学研究所に改組された。この出版所からは《マイヤー新事典Meyers Neues Lexikon》の題で初版(8巻,1961-64)と第2版(18巻,1971-78)が刊行された。一方,旧株主たちは1956年マンハイムに本拠を移し事業を再開した。ここで第9版《マイヤー百科事典Meyers Enzyklopädisches Lexikon》(25巻,補遺6巻,1971-79,1974年から年鑑発行)が発行された。続いて刊行した《マイヤー総合大事典Meyers grosses Universal Lexikon》(15巻,補遺4巻,地図1巻,1981-86)は,小項目中心だが重要事項にはかなりのスペースをとり,参考文献もあげている。ほかに,かつて東ドイツで刊行されたものと同じ書名の《マイヤー新事典》(10巻,1994)などがある。出版事業を国民の文化水準向上の重要な手段と考え,最も充実した内容を低廉な価格で民衆に提供するというマイヤーの理想がこれらの百科事典にもよくあらわれている。なお出版元は,84年にブロックハウス社(《ブロックハウス百科事典》)と合併し,ビブリオグラフィッシェス・インスティトゥート&F.A.ブロックハウスAGとなった。
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百科事典マイペディア 「マイヤー百科事典」の意味・わかりやすい解説

マイヤー百科事典【マイヤーひゃっかじてん】

ドイツの百科事典。マイヤーJoseph Meyer〔1796-1856〕が1840年―1855年に初版刊行。第6版(24巻),1924年―1930年の第7版(12巻)が著名。ナチズムを反映した第8版は9巻で中絶。第2次大戦後1961年―1964年,東ドイツ・ライプチヒから新版(8巻)を,西ドイツ・マンハイムから1971年―1979年25冊本の百科を刊行。
→関連項目ドゥーデン百科事典

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