マッハ主義(読み)マッハシュギ

デジタル大辞泉 「マッハ主義」の意味・読み・例文・類語

マッハ‐しゅぎ【マッハ主義】

19世紀末、マッハに始まる実証主義認識論立場物質精神も感覚的要素複合であると主張。のちの論理実証主義確立影響を及ぼした。

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精選版 日本国語大辞典 「マッハ主義」の意味・読み・例文・類語

マッハ‐しゅぎ【マッハ主義】

  1. 〘 名詞 〙 ( マッハはMach ) エルンスト=マッハに始まる実証主義的認識論の立場をいう。物質や精神を実体とする考えに強く反対し、科学目的は観察された事実を記述することのみにあるとし、仮想的原子などを考えることは全く非科学的であると主張した。
    1. [初出の実例]「マッハ主義との非難を巧みに回避しつつ」(出典:学生と読書(1938)〈河合栄治郎編〉読書の回顧〈戸田武雄〉三)

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