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マナティー まなてぃーManatee

翻訳|Manatee

知恵蔵miniの解説

マナティー

海牛目マナティー科に属する水生哺乳類。米フロリダ州からブラジルにかけての東海岸・河口部に生息する「アメリカマナティー」、アフリカ大陸の西海岸・河口部に生息する「アフリカマナティー」、南米アマゾン川に生息する「アマゾンマナティー」の3種に分類される。体長は2~4.5メートル、体重は200~600キロ。体は紡錘形で、前肢があり、尾びれは丸いしゃもじ形をしている。水草や海草などを食べる草食獣で、性質はおとなしい。繁殖能力は低く、1回に1頭の子どもを隔年で産む。食用や皮目的の乱獲で数が減少したため、現在はワシントン条約や各国の法律によって保護されている。しかし、人間による生息環境の変化や環境汚染、赤潮の発生など、マナティーの死因は一様ではなく、一層の保護活動が必要とされている。

(2013-3-14)

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デジタル大辞泉の解説

マナティー(manatee)

海牛(かいぎゅう)目マナティー科の哺乳類の総称大西洋の湾やその周辺の大河川にすみ、全長約3メートル。前肢はひれ状、後肢退化。尾はうちわ状のひれとなり、上下にあおいで泳ぐ。水草などを食べる。3種があり、分類上はゾウの近縁

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百科事典マイペディアの解説

マナティー

カイギュウ(海牛)とも。カイギュウ目マナティー科の哺乳(ほにゅう)類3種の総称。体長はアメリカマナティーは3.7〜4.6m,アマゾンマナティーは2.5〜3m,アフリカマナティーは4m前後。
→関連項目シアン・カアン

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世界大百科事典 第2版の解説

マナティー【manatee】

カイギュウ目マナティー科の哺乳類の総称。フロリダからカリブ海,南アメリカ北岸に分布するアメリカマナティー(イラスト),アマゾン川のアマゾンマナティー,西アフリカの河川,とくにニジェール川に多いアフリカマナティーの3種がある。海草やホテイアオイなどの水草を好んで食べる。体は紡錘形で尾部先端に中央部が後方に張り出したスペード状の水平尾びれがある。後肢は退化して外からは見えず,前肢は他の哺乳類と同様上膊(じようはく)から体外に出ている。

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大辞林 第三版の解説

マナティー【manatee】

海牛目マナティー科の哺乳類の総称。ジュゴンに似るが、尾は団扇うちわ状で丸い。体長2~3メートル。前足は胸びれ状となり、後ろ足は退化している。水中にすみ、水生植物を食べる。アフリカマナティー・アマゾンマナティー・アメリカマナティーの三種がある。ジュゴンと同じく人魚に擬せられた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マナティー
まなてぃー
manatee

哺乳(ほにゅう)綱海牛目マナティー科に属する水生動物の総称。この科Trichechidaeの仲間は、大西洋沿岸の熱帯・亜熱帯域に1属3種が現存する。アメリカマナティーTrichechus manatusは、西インド諸島からメキシコ湾、ギアナ地方にかけての沿岸部に生息し、体長3.3メートル、体重500キログラムに達する大形種である。アフリカマナティーT. senegalensisは、アフリカ西岸のセネガルからアンゴラにかけて生息し、形態はアメリカマナティーに似ている。以上の2種は河川、河口、海水域ともにみかけられる。アマゾンマナティーT. inunguisは、アマゾン水系にのみ生息し、海に移ることはない。体長2.3メートル、体重200キログラム程度の小形種である。
 マナティーは祖先をゾウと同じくし、第三紀始新世には陸上生活を営んでいたが、外敵を逃れて水中に移りすんだといわれる。体は水中生活に適した紡錘形でやや扁平(へんぺい)。前肢は胸びれとなりやや長く、左右で餌(えさ)を挟み口まで運ぶ。後肢はない。尾びれは大きくしゃもじ状の長円形で、これを上下にあおりゆっくりと泳ぐ。目は小さく、視力は弱い。外耳はなく、内耳は発達している。頭部は小さく、よく発達した上唇をもち、その周辺に太い触毛があり、これで餌を選別する。全身にまばらに細毛がある。頸椎(けいつい)骨は多くの哺乳類より1個少なく6個である。草食獣で、水辺のマングローブや水草、ホテイアオイを採食する。一般に夜行性で、性質はおとなしい。食肉の目的で乱獲され減少したため、現在はワシントン条約によって保護されている。近縁種には海産のジュゴンがあり、この種は人魚伝説のモデルとなったといわれる。[園田成三郎]

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世界大百科事典内のマナティーの言及

【カイギュウ(海牛)】より

…カイギュウ目Sireniaに属する哺乳類の総称。現在よりも過去に繁栄した動物で,現生種はジュゴン1種とマナティー3種の計4種だけである。体は紡錘形で,前肢はひれ状,後足は退化して見えない。…

※「マナティー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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