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マリモ

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百科事典マイペディアの解説

マリモ

緑藻類シオグサ科の淡水藻。世界の寒冷地域の湖に広く分布するが,日本では北海道阿寒湖に生育。特別天然記念物。大きなものは径25cmに達する。体は放射状に配列された糸状細胞からなり,ボール状のものが一般に知られるが,湖底の石に生育するものは芝生状となる。

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日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

マリモ

正式社名「株式会社マリモ」。英文社名「MARIMO co., ltd.」。不動産業。昭和45年(1970)「株式会社アイ建築設計工務所」設立。平成6年(1994)現在の社名に変更。本社は広島市西区庚午北。不動産開発・販売会社分譲住宅の企画・開発・販売を行う。ビル・マンションの保守・管理も手がける。

出典|講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マリモ
まりも / 毬藻・球藻
lake-ball
[学]Cladophora sauteri (Nees) Ktz.

緑藻植物、シオグサ科の淡水藻。伸長した糸枝体(糸状体)が絡み合って球形の団塊を形成することから、マリモとよばれる。阿寒(あかん)湖のマリモは1952年(昭和27)特別天然記念物に指定された。マリモは、1823年、オーストリアの医師で植物学者のザウターA. Sauterがオーストリアのツェラー湖で採集し、発表したことから知られるようになった。日本では、1898年(明治31)植物学者川上滝弥(たきや)が阿寒湖で発見し、和名を「まりも」として発表したが、すでに湖畔に住んでいた人々は、マリモをトーカリップ(アイヌ語。沼を転がるものの意)とよび、乾燥させて座ぶとんに入れたり、針刺しにしたりして利用していた。阿寒湖のマリモは濃緑色で、大きいものでは25センチメートル以上の球団となる。これは世界的にも例をみない大きさである。現在、阿寒湖のマリモは、チウルイ川とキネタンペ川の河口付近の水中から生えるアシの根元に生育している。かつては、阿寒湖に流れる尻駒別(しりこまべつ)川周辺も生育地の一つであったが、第二次世界大戦時に木材運搬の拠点として、大量の筏(いかだ)が組まれたためマリモは消滅した。また、戦後になってマリモは都市で売られたり、旅行者が持ち帰ったため、減少の傾向をたどった。このほか、水力発電所が水を使いすぎて湖水の水位低下をきたし、マリモが露出して枯死するなどの事例もあって、その数は著しく減少した。現在ではマリモの監視小屋を設けるなどして、その保護が図られている。
 マリモを顕微鏡で観察すると、形態的には、基になる1本の幹から左右に枝が出て、その枝からさらに分枝して、これらが互いに絡み合って球団を形成していることがわかる。分類的には、マリモをマリモ属Aegagropilaとしてシオグサ属Cladophoraから独立させたときもあったが、現在はシオグサ属に含まれる。マリモは球団が大きくなると、中央が中腔(くう)になるものが多いが、ときには、その中に小さな団塊が詰まっているものもある。マリモは、球団が解体すると、壊れた団塊や小さな団塊は湖底に沈んだり、光合成によって生じた気泡をつけて水面に浮くほか、水中を浮遊したり、波によって湖底や波打ち際を転がったりする。このような上下することや転がることなどを通じて、ふたたびマリモは球団になると考えられている。
 日本でのマリモ類の生育地は次のようである。マリモは北海道の阿寒湖・シラルトロ湖などに、フジマリモC. sauteri f. kurilensisは山梨県の山中湖・河口湖、青森県の小川原(おがわら)湖沼群のうちの2、3の湖にみられる。また、マリモとは別種のヒメマリモC. minimaが青森県の左京(さきょう)沼(下北(しもきた)郡東通(ひがしどおり)村)に生育するが、絶滅に近いといわれる。ほかにフトヒメマリモC. minima var. crassaが阿寒湖から報告されている。なお、マリモの学名にCladophora aegagropilaを用いることも多い。[安原健允]

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