マルク ラベロマナナ(英語表記)Marc Ravalomanana

現代外国人名録2016 「マルク ラベロマナナ」の解説

マルク ラベロマナナ
Marc Ravalomanana

職業・肩書
政治家,実業家 TIKO創業者 元マダガスカル大統領,元アンタナナリボ市長

国籍
マダガスカル

生年月日
1949年12月12日

出生地
アンタナナリボ郊外イメリンカシニナ

経歴
首都アンタナナリボ郊外の村に生まれ、宣教師から教育を受けたのち、スウェーデンのプロテスタント・スクールで学ぶ。20代前半からビジネスの道に入り、アンタナナリボでホームメイドのヨーグルト売りに従事。まもなくプロテスタント教会援助を受けて、世界銀行の融資を取り付けるなどして事業を拡大。マダガスカルで唯一の非外資系企業となる食品会社TIKO(1982年会長)を育て上げる。その後政界に進出し、1999年アンタナナリボ市長に当選市街の整備などに手腕を発揮し、高い支持を得る。2001年12月ラチラカ大統領の対抗馬として大統領選に出馬。当初2人とも当選に必要な得票数に達しなかったと発表されたが、ラチラカ大統領が開票の不正に関与したと訴え、ゼネストを呼びかける。アンタナナリボの経済活動が停止する中、2002年2月大統領への就任を宣言。一方ラチラカ大統領側は首都を経済封鎖して東岸の港湾都市トゥアマシナへの遷都を宣言し、国内に2人の大統領、2つの政府が存在するという分裂状態に陥る。5月再集計の結果、憲法裁判所によりラベロマナナ勝利が発表され、正式に大統領に就任。7月ラチラカ大統領がセーシェルへ脱出し、事実上対立が終結米国に次いで旧宗主国のフランスなども次々と政権承認。2006年12月再選、2007年1月再任。2009年3月野党指導者のラジョエリナの圧力に屈し退陣した。2003年、2005年来日。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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